#21
そして、ブロードはその
「
その言葉と共に――。
突然ブロードの右
「そんなッ!? ブロード
「
それを見てジャズが
この
エレクトロハーモニー社とは、
さらには
しかもただの会社ではない。
かのハザードクラスの一人であるフォクシーレディが
そのうえ報酬さえもらえば要人警護からボディーガードまでにも手を出し、争いがあればどちらにも武器を売るという社訓のためか。
社長であるフォクシーレディは
「少々お
ジャズはブロードの言葉に
「
だが、ブロードの機械の腕がそれを弾き飛ばす。
マシーナリーウイルスが体内から人間を機械化させるのとは反対に、
いわば
「今度はこちらから行くぞ」
さらに
ジャズが気づくと、いつの
だがジャズの
「やらせるかッ!」
そう、適合者である少年――ミックスだ。
ミックスにはブロードの動きが見えているようだ。
いつの間にか
だがブロードはその拳を軽く
「こちらの動きに
ミックスは続けて右、左と拳を振るうが、ブロードにはかすりもしない。
ジャズは二人の動きを見て割って入ることができずにいた。
それは、ミックスとブロードの動きを目で追うことさえできなかったからだった。
当然、それはヘルキャットとアリアにもいえた。
彼女たちもジャズと同じように
「くそッ! なんで当たらないんだよッ!」
「
「うるさいッ! 俺はあんたたちを止めるんだッ!」
「いくら止めると
しばらく攻撃を避けていただけのブロードだったが、当然躱した
「ぐはッ!」
「ミックスッ!?」
ミックスはジャズの叫び声を聞きながら、
そして
ジャズがミックスのほうを見ると、
「ふん、子ども相手にやり過ぎたか。だか、その
倒れるミックスを見下ろし、ブロードは彼から離れるとジャズのほうへと歩き出すのだった。
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