#10
それからジャズを
この
「もう
ミックスはジャズに声をかけた。
だが彼女はかなり
ミックスはそんなニコを置いて、アパートの
「すみません!
これまた
しばらくそれを続けていると、ゆっくりとドアが開いた。
「はいはい。そんな
ドアからは、
その人物は、ミックスが
いつもとは
「うん? ミックスくん? どうしたんですかこんな時間に?
「先生が思っているようなことはなにもありませんから。ともかく
「ちょ、ちょっと!? むしろ困るのは先生のほうなんですが!?」
ミックスはアミノが止めるのも聞かずに、
それに続いてニコもテクテクと彼女の前を
「
アミノがニコの
あることを思い出したアミノは、大
「
部屋に入ったミックスがそう
アミノの部屋には、
その洗濯物の多くが
「見ないでください! 見ないでくださいッ!」
「先生。それよりもこの子を」
「いい歳した女が
「いや、そんなことは言ってないけど……」
泣きながら部屋を片付け始めたアミノには、もうミックスの言葉は
その
ミックスは大きくため
それを見たアミノは手を止めて彼女の身体に
「ミックスくん……この子……?」
「それにはいろいろあって……ともかく先生しか
ミックスは畳に頭を押し付けてお願いした。
戦災孤児のための学校にいる教師はアミノだけである。
クラスは一組しかなく、彼女はひとりですべての
さらには生徒が
そのことを思い出したミックスは、
「……出てってください」
「えッ!? そ、そんな……」
「これから治療のためこの子の服を
「は、はいぃぃぃッ!」
そんな彼女に
アミノはドアがバタンと閉められたのを
「
それから彼女はジャズの服を脱がし、早速治療を始めるのだった。
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