第1話 消えた友人
「うわ…派手に墜落したなー」
と隣に視線を戻すと—
「え、なに…これ…」
さっきまで綺麗だった学校の廊下や教室が崩壊していた。
そして私はあることに気づく…
「なっちゃ、ん?」
そう、さっきまで隣に居たはずの彼女の姿が無いのだ。
どこに行ったんやろ、早く探さな…
私は焦りと嫌な予感を感じながら周囲を探す。
もしかしたら…なんて最悪の状況がふと頭をよぎる。
—— 一時間後 ——
こんなに探しても居ないなんて、もしかしたら本当になっちゃんはあの墜落の衝撃で落ちてきた瓦礫と一緒に…
すると—
「くるちゃ~ん」
と、遠くからなっちゃんの声が聞こえる気がする。
「やばいな、とうとう幻聴まで聞こえ出してきちゃったや」
「くるちゃ~ん」
「なっちゃん…もう会えんのかな…」
「くるちゃ~んってばっ」
という声と共に思いっきり背中に衝撃を感じた。
「無視すんなし、あと、勝手に人の事殺すなし」
「すいません」
*
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます