第4話デートって何すればいいの?

とりあえずHRなどがあるから理事長室から帰ることにしたの。

でも俺1度も恋愛したこと無かったからデートって何すればいいのか分からない。

無難に水族館か映画館か?

でもセオリー過ぎるとつまんないよなー……

とりあえず悠人に相談してみるか。



「ということで理事長とどういうデートしたらいいと思う?」


「えー、俺ちゃんに聞いちゃう〜?」


「お前知ってるだろ。友達お前しか居ないこと。そうするとお前しか相談出来ない。頼む教えてくれ。」


「え〜まじめんどいんだけど〜!俺今かカラオケでクラスのみんなとパーティーやるんだけどー!」


えっ……俺そんなの聞いてないんだけど!なんで?

俺が陰キャだからいけないのかーーーーーー!!


まーそこは仕方ないか……それよりもアドバイスを貰わなければ。


「頼む。ヒントだけでもいいんだ、先っちょだけでいいからー」


「うわぁー、まじで言ってることキモオタ童貞じゃん!まーいいや教えてあげるかー。」


「まじで!ありがとう。」


「と言っても教えることなんてほとんどないけどな。」


「そうなのか?」


「理事長だってお前のこと好きならどこいっても楽しいと思うからお前が行きたいとこ行けばいいんしゃね?」


「いいのか?そんなので。」


「まーどこに行くかより誰と行くかかが大事ってことだよ。」


「そーゆうことか。ありがとう参考になった。」


「じゃー俺カラオケ行ってくるわー!」


「気をつけろよー。」


にしてもだ。

俺が行きたいところかー……

本屋にラノベ買いに行きたいから本屋行きたいけどデートで本屋ってのもね。

何か楽しくって本屋があるところってないかな……

あっ最近できたデパートがあったな。

なんて名前だったけ……

あっ思い出した。

サクラヤってやつだったよな。

忘れないうちに連絡しとかなきゃ。

って連絡先交換してないから連絡できないじゃん。

どうしよう。理事長室に戻るのも面倒だな。

「まー明日でいっか。」


「何が明日でいいの?」


「ってあおちんいたの?」


「うん!太陽君レーダーで探してきたの。一緒に帰ろ?」


「分かりました。でもあおちんの家ってどこにあるの?」


「私の家は佐倉荘の101号室だよっ!いつでも遊びにきてね!」


「へーそーうなんですね……って俺ん家の隣じゃないですか?」


「まじでこりゃ運命感じちゃうね!」


「まー一緒に出かけやすいからいいか。それよりも連絡先交換しましょう。」


「あっそれするの忘れてたんだよね。フルフルでいい?」


「おけです。」

そうしてスマホをわフルフルして連絡先を交換した。

「あっあとデートはサクラヤに行きましょう。」


「いいよ。あそこ私のお父さんの会社の系列だから色々融通聞くしね!」


えっ俺もう何が何だか分からんくなってきた(泣)

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