第5話 デートをしよう!

さて週末になった訳だが……

なんか家の前にリムジン止まってるんですけど!

その中からあおちんが出てきた。


「太陽君おはよう。今日も太陽君かっこいいね♥


「おはよう……」


俺はこんなことになるなんて思わなかった。

普通に電車に乗って行くもんだと思っていた。

まさかリムジンでお出迎えとは……


「今日は太陽君に色々服選んで欲しいから早く行こ?」


「わかったから行こうか。」


そうして初めてのリムジンに乗ったのだが……

むっちゃ緊張するー!

あおちんと移動中話してたんだが、正直言って何話してたか緊張しすぎて覚えてないんだが。

そんなこんなでサクラヤに着いた。


「副選んで欲しいって言ってたけどどこから見るんだ?」


「まずあそこからね!」

と指さした先の店はなんかすべての商品が高そうな店だった。

えっ服ってユニ〇ロか〇Uじゃないの?って聞いたら何それ?って効かれたので諦めた。


「これとかどう?」

そう言って持ってきた服は白のワンピースのピンクのカーディガンだった。

冴え〇ノの某加藤さんじゃの衣装じゃんっ!

と心で思いながら、まーメインヒロインが着るぐらい可愛いんだから誰が着ても大丈夫だと思い

「いいんじゃないかな」

と答えた。

「やったー!!やっぱりこの服可愛いよね!私が着たら可愛いよね!」

喜んでる顔が可愛いなと思っていたら値札がちらっと見えたんだがパッと見6桁あったような……

気にしたらいかんいかん。別に俺が買うわけじゃないんだし……選ぶだけだし……

そう思っているとあおちんが

「次は太陽君の服を選ぼっ!」

えっなんでこの店で?この店で選んだら俺の1年分のお小遣い飛んでくんだけど……

「俺はいいよ。お金ないし……」


「いいのいいの!お金は私が出すからさっ!」

あんたどんだけ金持ちなんだよ!

でも彼女に奢らせるのってなんかプライドが保てない気がする。

だから無難に断っとくか。

「俺の服はまた今度でいいから次の場所に行こ?」


「んー……わかった。絶対選ばせてね!今度!」


「わかった。絶対だ」


「じゃあ指切りして?」


「いいよ。」

そう言って指切りをした。なんかあおちん大人っぽい見た目だからギャップがすごくて萌えるなー


「じゃあ次はゲーセンでも行くか。」


「うん!ゲーセン行ったことないからたのしみ!でもちょっとお花摘み行って来ていい?」


「いいよ。ここで待ってるから。早く行ってこい。」

その判断が面倒なことなることを俺はこの時まだ知らなかった。

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