3 城野に酒を飲まされ、男3人に玩具にされる
芹菜は20歳になって、地下アイドルとしての人気は程々で、事務所は、グラドルへの方向転換を進めてきた。東京でやっていくには、仕方がない事なのかと悩んでいた。お宅の古橋は良い人だが頼りにならず、大学生の城野も当てにならないが、相談してみる事にした。
城野は小じゃれたダイニングバーに、芹菜を連れて来た。酒に慣れていないであろう彼女を酔わせて、部屋に連れ込もうという策略を立てていた。
「芹菜ちゃん、今日はどんどん食べて、飲もう!」
「私、あんまり飲めないから、カクテルがいいな。」
城野は口当たりの良いカクテルを注文して、自分は軽めの酒にした。
「私はアイドルに向いてないよね、って言うかなれる訳ないよね。」
「そんな事ないよ。芹菜ちゃんは可愛いよ。頑張ればいいよ!」
城野の言葉に気を良くして、過去の自分の事や事務所の方針などを酔いに任せて話していた。酒のせいで心を開いた芹菜に、彼は同情する振りをして強い酒を勧めていた。芹菜の言動が怪しくなった所で、彼は自分の部屋に連れて帰った。
「芹菜!大丈夫か?家に着いたよ!服を脱がして上げるね。」と言いながら、彼女を下着にした。芹菜は慣れない酒に酔いつぶれ、彼の自由にされていた。
芹菜が意識を取り戻した時、部屋には3人の男達がいた。彼女は裸にされている事に気付いたが、何が起こっているのかすぐには理解できなかった。
「お目覚めかな?裸のお姫様。友達が会いたいって言うから、呼んだよ!」
「わ、わたしは、何で…?帰りたい!帰して!」と叫んだが、口をふさがれた。そして、3人の男に代わるがわるにあそばれた。
芹菜は解放された後、古橋の家に戻る訳にもいかず、親友で看護学生の白石櫻子を頼った。櫻子とは成人式で会ったばかりで、芹菜の落ち込んだ様に驚いていた。
「どうしたの、あんた。また男にひどい目に合わされたんでしょう!」
「ごめん。またやっちゃった!もう帰る所がないの。」
芹菜がこれまでの経緯を話すと、櫻子は病院に連れて行った。診察した医師の勧めで警察に連絡し、その後、例の3人は婦女暴行で検挙された。
2、3日櫻子の元で過ごし、芹菜は実家に帰る事になった。
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