第4話「朝霜」「折り紙」「予知夢」で夢のようなお話を。

この感覚は、まるで今日見た夢のようだ。

これをデジャビュというのか、予知夢というのかはわからない。

でも、朝日がほのかに見えてきて、朝霜の踏む音を感じながら歩いていると、刺すような寒さを感じながら、どこかふわふわする感覚だ。

今日の夢では何をしていただろうか。


ふんわりした印象しか覚えていない。まあ夢とはそういうものだろう。

朝霜のおりた原っぱを歩いている。

何か持ってたような気がするが……


ふわふわした心持ちで歩いているとふと折り紙のような……気がした。

そう思ってから、あまりの違和感に首を傾げた。


朝霜の道に折り紙?どんな組み合わせなんだろうか。

折り紙なんて小学校以来だから、随分と触ってないはず。


でもいい機会かもしれない。

子供の頃とは違うものが出来るかもしれない。

夢のように外でとはいかないが、あたたかい家でやってみよう。


特段目的なく歩いていたが、やることがあると元気も出てきた。

この散歩も終わりにして、家に帰ろう。


そう決めて、折り紙はどこで買えるのかなんてことを考えながら家に足を向けた。

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