第281話 その他キャラ紹介『ネタバレ注意』
マルロ・ウィンセ・テナムト・ラン・カーネンテ=レッテンブル
──────特徴
侯爵の爵位を持つ貴族。王都メレンデルクへ向かう途中、馬車を操る御者のやらかしにより助ける形となったのが出会いの始まり。
オリヴィアの美貌を目にした数少ない人物の1人。オリヴィアを命の恩人として自身の屋敷に招待し、夕食をご馳走して泊まらせるなど、至れり尽くせりの歓迎をした。
いい腕の料理人を複数人雇っていたのでリュウデリア達が料理を気に入り、威張り散らさないことから五体満足、円満な別れをすることができた、稀有な人間。
──────性格
温厚。貴族という身分に誇りを持っていながら威張るようなことはしない人格者。そのため下の者たちから慕われており、貴族とは彼のような御方のことを言うのだと言われるほど。
孫娘のことを可愛がっており、ついつい甘くしてしまう好好爺。孫からもとても慕われていて、よく一緒に出かける。
孫が命の恩人である、魔物使いであり魔導士でもあるオリヴィアに憧れ、同じ冒険者になりたいと言うようになった孫にどうしようかなと悩んでいる。
──────その他特徴
絶大な力を持たない代わりに、人格者相応の性格を以てリュウデリアの魔の手に掛けられなかった数少ない人間。何かが違えば死ぬことになっていただろうが……この人間にその心配は無用だろう。
ティネ
──────特徴
マルロ・ウィンセ・テナムト・ラン・カーネンテ=レッテンブルの孫。まだ少女という年齢故に好奇心が旺盛。しかしオリヴィアやリュウデリアを不快にさせない程度の好奇心と、使い魔としてのリュウデリア達を見てかっこいいと称したことから生き残った。
──────性格
好奇心が強いものの、物事を客観的に見ることができる才能を持っている。まだ幼いのでその才能は開花していないが、将来的には貴族の娘として大成する才能。
勉強するよりも外で遊ぶ方が好き。冒険者のように未知のものを見たいという意欲がある。そのため冒険ができないかマルロに掛け合っている最中。
──────その他特徴
冒険者としてのオリヴィアに憧れており、将来はあの人のように大好きな使い魔を連れて冒険に出たいと考えている。そのためにも今は勉強と一緒に魔法の練習をしている。幸い、他よりも魔力が多いので魔導士になることはできる。
心優しい性格と合わさり、動物に好かれる体質なので魔法を教えてくれる教師からは魔物使いが合っているのではないかと言われ、奇しくも冒険者のオリヴィアと同じスタイルになろうとしている。
最近はマルロの方が折れて、貴族の子供が通う学校ではなく、魔法を学べる魔法学校に入学させてもらえることが決まった。
ナイリィヌ・ファン・マダムス
──────特徴
居なくなってしまった飼い犬を探し出すという依頼を期に出会った、オリヴィアが親しくしている人間。全体的にふくよかな体型をしており、リュウデリア達が近づくだけで鼻を押さえる位の濃い香水を使っている。だが良い匂い。
オリヴィアの美貌を見ても美人さんねぇで終わらせるくらいで、オリヴィアはそこを気に入った。
世界的に有名な化粧品会社の創設者であり最高責任者。現在世界中を旅して長期休暇を楽しんでいる。
──────肉体的強さ・能力的強さ
特にこれといった強さはない。従者を2人連れているが、あくまで護衛としてついているだけ。しかしナイリィヌが襲われているところを誰も見たことがない。
──────性格
おっとりとした喋り方。ふくよかな見た目通り優しい性格。個人的にもオリヴィアのことは気に入っており、友人と思っている。また会ったらガールズトークをしたいと思っている。
道の端で物乞いをしている子供を見るとついついご飯を買って渡してしまう。巨大な化粧品会社の最高責任者なだけあってお金は使い切れないほどあるので、こういうことに使わないとねぇと言って施している。その善行が金になって返ってくるので金が永遠に尽きない。
──────その他特徴
肌や見た目にコンプレックスを抱いている友人のために化粧品を自作して譲っている内になんだか正規の化粧品として売り出すことになり、いつの間にか王族すらも求めるほどの大人気化粧品会社の最高責任者になっていた。
友人が喜んで、自信を持って生きてくれるならそれでいいと考えて化粧品を作っただけなので、こんなことで巨万の富が流れ込んでくる事に内心複雑な思いを抱いている。
化粧品を気に入った王族に直接礼を言いたいと良く言われるが、その尽くを辞退しているため、意外にもナイリィヌが創始者というのは知られていない。
レツェル
──────特徴
数少ないオリヴィアの
──────性格
酒が好きで基本酒を飲んでいるため酔っ払っている。そのため適当な性格になってしまう。しかしシラフだと割と真面目な性格をしている。
オリヴィアのことを大切にしており、その意志は相手が最高神であろうと罵倒し、唾を吐き捨てるくらいのもの。
──────その他特徴
酒に対してめっぽう強く、リュウデリア達に酒飲み勝負で負けるまで数百年無敗の最強の存在だった。酒飲み勝負に挑んでくる相手には酒を司る神も居たのだが、尽く酔い潰している。
好きなタイプが自分よりも酒に強い奴ということで、結婚を迫られて酒飲み勝負を受けるがそれでも負けない。自分が負ければお持ち帰りされても一向に構わないと公言している。
最近酒飲み勝負で負けたと神界で喋り、周りの者達を仰天させた。
リーニス
──────特徴
オリヴィアの友神。同じく親友。料理の神であり、その料理の腕前は確かなもので、料理を学びたいという神が多いためお料理教室を開いている。中にはリーニス目当ての神も居るが、そういう神は全部無視している。
胸とお尻が大きいのが悩みで、オリヴィア達からは食べたものの栄養が全部そっちに行ってると言われている。その状態でエプロンをつけているため、胸部がキツそう。
──────性格
オリヴィアが大切。もちろん他の3柱も同じくらい大切。料理をするのが好きで、その料理を食べて美味しいと言って笑顔になっているところを見るのが一番好き。
好きなタイプは自分の料理を山程食べてくれる相手。ちなみに、この山程という言葉はそのままの意味。山みたいに作った料理を残さずぺろりと食べてくれることを意味するので、胃袋がブラックホールと通じていないと恐らく無理。
──────その他特徴
リュウデリア達がビックリするくらい美味しい料理を作ることができる上に、一度食べた料理を完璧に再現することができ、見聞きした料理も想像でありながら思い描いた通りのものを作ることができる。
料理に関する創作ならば料理を司る神にも勝るとされており、お料理教室はいつも満員。オリヴィアに料理を教えたことがあり、包丁捌きが一番すごいというのが印象的だった。
ラファンダ
──────特徴
オリヴィアの友神。同じく親友。知恵の神であり、オリヴィア達の中でも1番頭が良い。固い物言いをすることがあるが、それは真面目であるがゆえ。しかし昔はもっと固い頭をしていた。
メガネをつけている。視力は弱くないのだが、メガネを付けていたほうが何故か安心するという理由からつけている。
──────性格
真面目な性格をしているが、1番の友達想い。オリヴィアが攫われた際にはどうやって現状を打破しようかずっと考えを巡らせており、リュウデリアがやって来た際には怯えず、彼にすぐオリヴィアの場所を教え、導くという機転を利かせて敵じゃないことを示した。
知恵の神なだけあり、知識をつけることが一番落ち着く。なので大体は勉強しており、それ以外だと本を読んでいることが多い。
好きなタイプは頭が良いこと。
──────その他特徴
真面目な性格故に俗物なものを嫌ってそうだが、オリヴィア達の中で一番性に関することに興味がある。曰く、ムッツリエロメガネ。
オリヴィア達の中で一番歳上。お姉さんなのだが、知恵以外になるとポンコツになる傾向があり、地上に行くためのゲートを開く際には思い切り座標の設定をミスして死ぬところだった過去を持つ。
ヘイスス
──────特徴
神界で五指に入るほどの凄腕の鍛冶師。リュウデリア達の持つ専用武器を鍛えた。
鍛冶の神らしく、ヘイスス
オリヴィア達とは最近友神となった。まだ男性とお付き合いしたことがなく、武器を造ったりしてガサツな自分とは誰も付き合ってくれないと考えている。
──────性格
割と勝ち気なところがあるが、基本は大人しい。客は自分で選んでおり、そんなにずっと鍛冶師として腕を振るっているわけではない。
恩は絶対に返す。その性格もあり、数百年後に現れるというリュウデリアに対して武器を造るために腕を磨き、五指に入るとまで言われるようになった。
──────その他特徴
意外と乙女思考。将来はお嫁さんになりたいなぁとは思っているが、武器を鍛えてタコだらけで硬くなり、ボロボロな手や筋肉質な体を自覚しており、ちょっと諦めている。
過去にてリュウデリアに命を助けてもらったことがあり、その時の恩を返すために鍛冶師としての腕を磨いた。リュウデリアから認知され、気に入られている神の一柱。
アンノウン
──────特徴
専用武器を解放した、正真正銘全力全開のバルガスとクレアを正面から殺す一歩手前まで追い詰めたエネルギー生命体。
その正体は世界に歪みを生み出す特異点……つまり“転生者”を排除するための星の意志により生み出された星の機構。星の調停を守護するための『調停者』。故に星の意志たる地球を消さない限り消えることはなく、殺されても復活する。
美しい容姿をしており、男にも女にも見える中性的な見た目をしている。しかしその見た目とは裏腹の腕力や身体能力を持っており、常に黄金色の双剣を持っている。
──────肉体的強さ・能力的強さ
上記に記した通り、専用武器を解放したバルガスとクレアを相手取り、己の武器に己自身を封印しなければ死んでいた……というところまで追い詰める程の、凄まじく高い戦闘能力を持つ。
星の意思により生み出されたため、星が存在している限り不滅故に不老不死。星に悪影響を及ぼす特異点を消すために与えられた黄金色の双剣は、龍の中で最高硬度と言えるリュウデリアの鱗を豆腐のように斬るほどの斬れ味を持っている。また、星の意思により生み出されたため、破壊しても無限に生成される。
起典という技を使う。その力は全く同じ強さの分身体を生み出しだり、星の質量を内包したりするなど、高い能力を持っており、その中でも特別異質な起典は、新たな特異点が補充されることを制約に任意の存在を問答無用で強制的にこの世から消滅させるというもの。バルガスとクレアはこの技を受ける寸前に封印したため、消えることがなかったが、受ければ消滅していた。
──────性格
星の意志により生み出され、特異点を排除することこそが存在理由のため、相手がどれだけ他者に対して重要な人物であり、大切な者であろうと一切関係なく排除する冷徹さを持つ。
冷静沈着であり、特異点を排除する行為を星が滅び去るその瞬間まで淡々と行い続ける。そこに疑問はなく、人が呼吸すること、心臓を動かすことと同じ。つまり自身にとって当たり前の行為。
──────その他特徴
特異点……つまり転生者を排除する以上、相手は必ず凄まじく特異な能力を持っており、殺されることは珍しくない。しかし1個体の特異点から数十万回殺され続けることはなく、死の概念がないというのに死を恐れるようになってしまった。
死の恐怖を植え付けた元凶であるリュウデリアを心底恐れており、どれだけ世界を壊す行為をしようと彼を消そうとすることは永遠にない。対峙したら最後、延々と殺され続けるため。
アンノウンという名前はリュウデリアによりつけられたもの。彼または彼女に生物としての枠組みはなく、それ故に名前がないので適当につけられた。本人としてはなんと呼ばれようと構わないので別になんとも思っていない。
星と共に存在しているため、どこにでも居るしどこにも居ない。呼ぼうと思えば虚空に向かって呼びかけるだけで現れる。
リュウデリア、バルガス、クレアのことも特異点……つまり転生者だと星が判断して排除するよう命じられたが、彼等は転生などしていないということに関してだけわからず首を傾げている。
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