第49話  盗み






「ぜぇ……ぜぇ……ど、どうだ?お客様は……満足してたか……?」


「は、はい……オリヴィア様……というよりも、その使い魔の子達が満足そうにしてました……マルロ様とお嬢様も美味しかったと言っておりました……」


「……すまんが……私はここまでのようだ……おやすみ……」


「「「──────私達も……おやすみなさい」」」


「えぇ……っ!?料理長!?他の皆さんもここで寝るんですか!?」




 マルロの屋敷で食事を作る料理人達は満身創痍だった。場所は10人の料理人が居ても余裕がある広い厨房。現在の時刻は20:19。料理を開始してから、実に6時間が経過していた。というのも、14時頃にオリヴィア達がやって来て、これを料理して欲しいと言って陸蟹を提供してきたのだ。


 大人の男性の腰辺りまである大きさの大きな蟹は、魔物であるが普通に食べられるものだった。煮ても茹でても美味く、生でも食べられる。全身を覆っている甲殻以外は食べられる、普通の蟹と殆ど変わらない魔物。それが出されたので腕によりをかけて料理を作ろうと思ったのだが、出されたのは1匹ではなかった。


 広大な敷地を持つマルロの屋敷。その厨房に近い庭にこれでもかと巨大な陸蟹を出された。その数は驚異の200越え。全部食べるから夕食に出して欲しいと言われた。マルロも是非ともお願いすると言っていて、ティネも蟹が食べたかったようで喜色浮かぶ笑みで喜んでいた。


 え、これ全部今日の内に料理するの?本気?と思ったが、ではよろしく頼むと言って去って行ったマルロとティネ、また出掛けたオリヴィアを見て、指が腱鞘炎になるんじゃないか?と心配になった料理長が居た。普通に数が多いので、非番だった料理人も謝りながら呼び寄せ、マルロが雇う総勢14人の料理人達で必死に調理した。




「煮込みは終わったか!?形崩れてないだろうな!?」


「誰か陸蟹もう1匹持ってきてくれ!」


「ソースどこいった!?ここに置いといたんだけど!」


「盛り付ける皿間違えた!?」


「使い終わった殻が邪魔だから捨ててきてくれ!」




 気を利かせて早めに持ってきてくれたのだろうオリヴィアに感謝すれば良いのか、もう少し日にちを掛けて食してもらえないだろうかと愚痴れば良いのか解らなかった。だが料理人達はすぐにやる気を見せた。弱音を吐くわけにはいかない。こちらはプロの料理人。高いお給金を貰っている、働くコックさんだ。料理を作ってくれと、材料まで用意してもらったのに、量が多いからという理由で挫ければ料理人の名折れ。やるからには全力でやる。


 清潔な、プロの料理人を示す白いコックコートをビシッと着こなし、ズボンへの被弾を防ぐエプロンの紐を固く締めながら、全員で気合いを入れて調理に入った。そして皆で笑みを浮かべながら調理すること4時間後、オリヴィア達がやって来て夕食の準備を頼まれた。


 キタと思った。優秀な料理人達は恐らくこの位に来るだろうという予測時刻を決めており、ドンピシャだったことに仲間内で華麗なハイタッチを決めた。それからは戦いだった。運ばれていく料理が一瞬で消えて皿だけが運び込まれる。余程腹を空かせていたのだろう。ならばプロとして、満足させる!そう息巻いて腕が攣りそうになりながら、ひたすら料理を出した。そうして漸く、全ての陸蟹を調理し終えたのだ。


 長い戦いだった。だが料理人達は勝ったのだ。知らないだろうが、腹ぺこの龍を満足させる料理を、飽きないようにと味を変えたりしながら気を利かし、出し続け……見事満足させたのだ。総勢14名の料理人達は厨房で倒れ込み、一瞬で眠りについた。彼等は料理人として、歴戦の戦士となったのだ。




「いやー、美味かったなぁ。蟹の料理最高だったぜ」


「……蟹の肉を……湯につけて食べる……アレが気に入った」


「結局一度も途切れることなく料理が出されたな。作っている人間は加速の魔法でも使っていたのか?」


「ふぅ……お前達はよくもまあ、あそこまで入るな。まあ元々が巨大な龍だからな、元のサイズなら一口か」


「取り敢えず、良い飯だったな」





 また泊まっていって下さいと誘われたので、御言葉に甘えて客室に居るリュウデリア達は、自身達が狩って持ってきた陸蟹が、美味しく料理された事に満足そうに笑い、会話で花を咲かせるのだった。


























「──────うーいオリヴィアー、そっち行ったぞー」


「……こっちではない……あっちだ」


「おいおい、逃げようとするな低級の魔物風情が、疾くオリヴィアの元へ行け」


「──────っ!!」


「よし、ここだな……っ!!」




 リュウデリア達の誘導の元、低級の魔物であるウルフが必死に食らいつこうと向かってくる。ウルフには仲間は居た。長年共に狩りをしてきた相棒のウルフ達が。しかし、今や己一人だ。4匹の相棒達。其奴らは既に、そこらに骸として転がっていた。


 何時ものように襲い掛かったは良いが、最初に仕掛けた相棒2匹の頭が何かで斬り落とされ、残る4匹は赫い雷と蒼い風の刃によってやられた。残るは己自身のみ。相棒達には悪いが、ここは逃げるべきだと判断して踵を返せば、純黒の奴が目の前に居た。


 目の前で見てようやっと解った。殺される。確実に食われる。そう思ってまた更に踵を返して逃げた。だが逃げようとすれば赫いのと蒼いのに進行方向を変えさせられて、純黒のローブを着ているオリヴィアの元まで誘導された。


 もう仕方ない。やるしかない。やって殺さなければ、自身が殺される。首に牙を突き立て、爪で引き裂く。これまでやってきた事を何時ものようにやるだけ。ウルフは跳躍した。オリヴィアを殺して生き残るために。だが、跳び掛かって晒された腹に、何かが撃ち込まれて体を貫通した。一瞬だった。あっと思う時間すらも無く、ウルフは当然が如く地に体を打ち付けたのだった。




「どうだった?ちゃんと出来てたか?」


「うむ、良かったぞ。速度も申し分ない」


「狙いも良かったよなー。頭にも一発あると尚良かったぜ」


「……タイミングも……避けられない空中だった……良いと思うぞ」


「ふぅ……ならば今度は頭への攻撃も意識しないとな」


「焦らずとも、やっていれば出来るようになる。練習あるのみだな」




 小さな水で撃ち抜かれたウルフは力無く倒れている。近付いたリュウデリアが魔法陣を展開して異空間に送り込むと、オリヴィアの腕の中へと飛んで戻ってきた。両肩にもクレアとバルガスが乗ったのを確認して、王都に向かって歩き出して帰る。


 陸蟹尽くしの料理を食べて翌日、オリヴィア達はギルドへ行って依頼を受け、岸壁の外へと出て来ていた。内容はウルフ10匹の討伐だ。報酬は3万。低級であるウルフは数に対してそこまで多い報酬にはならなかったが、紙が劣化していて手を付けられていない依頼だったので受けたのだ。


 冒険者をやっていれば、もっと上のランクへ……と、上昇志向を持って依頼に当たるので、ウルフ討伐といったものではなく、もっと受けられるもので次のランクにギリギリの難易度のものに挑む。そうして自身は有力ですよと示し、次のランクに上げてもらうのだ。生憎、オリヴィア達は色々あって金の貯えがあるので、ランク上げに興味が無い。だからその日の気分や、放置されているものからやっていく傾向にある。


 もうすっかり定着した使い魔というポジションであるリュウデリア達は、すれ違う住民や子供達に手を振られるが無視しつつ、今日は何を食べようかとアイコンタクトをして会話していた。それが分かっているオリヴィアは、クスリとフードの中で笑いながらギルドの出入り口のドアを開けて中に入り、お馴染みの受付嬢の元へ行った。




「あ、オリヴィアさんお疲れさまです!もうそろそろだと思って台車を用意しておきました!」


「ありがとう。これに乗せれば良いんだな」


「はい、お願いします!」




 陸蟹を丸々と異空間から取り出して納品したオリヴィアだったので、運ぶのが大変だった事を逆に活かし、予め台車を用意していた受付嬢だった。自信ありげに胸を張る受付嬢に薄い笑みを浮かべながら、望み通り台車の上にウルフを乗せた。異空間に跳ばしているのはリュウデリアなので、手を向けてそれっぽく見せているだけで、まるでオリヴィアが魔法を使っているように感じる。


 初めて異空間からものを出した時には、その希少性から周りの冒険者達も驚いていたが、今ではもう慣れている。中にはその力が有用だからとチームに誘ってくる者達も居たが、にべも無く断り続ければ自然と誘ってこなくなる。まあ、オリヴィア達がやった達磨事件があって、誘ってくる数はそこまで多くはなかったが。


 首が斬り落とされていたり、少し焦げていたり、腹部から背中にかけて貫かれていたりと様々な斃され方をしているウルフを台車ごと持っていき、すぐに受付嬢がやって来た。手に持っているトレイに乗っている報酬は、提示された3万Gよりも多い6万Gだった。これは耳を切り落として持ってくれば証となるのに、全部持ってきたので毛皮などの部分を買い取った金である。


 報酬を確認して受け取り、特にもう依頼を受けるつもりは無いので、ギルドを出て行こうとすると受付嬢から待ったの声が掛かった。振り返って用件を聞くと、オリヴィアの冒険者の証であるタグを渡すように言われるので、首に提げていたタグを取って受付嬢に渡す。すると、用意されていたのだろう、違うタグを渡された。




「はい、オリヴィアさん。おめでとうございます!EランクからDランクへ昇進ですよ!」


「あぁ、なるほど。それでタグを回収したのか。いきなり渡せと言われたものだから、てっきり冒険者の肩書きを剥奪されるのかと思った」


「え、あ……ごめんなさい!驚かせようと思っただけなんですっ。サプライズみたいなっ」


「冗談だ。私もそろそろ上がる頃だと思っていた。それに少し意地悪をしただけだ。気にするな」


「むぅ……オリヴィアさんの意地悪っ。……ふふっ。これでオリヴィアさんもDランク冒険者なので、もうDランクの依頼を受ける事が可能となります!ですが、同時に危険度も上がっているので気を付けて下さいね?使い魔ちゃん達もだよ?」


「「「……………………。」」」


「分かったとさ。さて、私は今日のところは失礼する。Dランク依頼は明日だな」


「分かりました!お待ちしてますね!」




 受付嬢に手を振られたので振り返し、ギルドを後にした。掌の中にある受付嬢から受け取ったDランクが刻まれたタグを見て、小さな達成感を感じる。殆ど底辺のEランクからDランクへ上がっただけなのだが、少しずつ依頼を消化して上げたと思うと、結構嬉しい。


 右手の掌の中を見つめた後、左腕で抱えるリュウデリアに視線を移す。視線に気づいたので見上げてきて、目が合うと周りに気づかれない程度に小さく笑った。達成感を感じていた事を見透かしてか、良かったなと語る優しい笑みだった。


 フードの中で笑みを浮かべて返すと、リュウデリアがオリヴィアの右手に指を向ける。すると冒険者のタグが浮き上がり、独りでに首に掛かった。手が塞がっているから代わりに魔力操作で掛けてくれたらしい。ありがとうと言って頭を撫でると、目を細めて受け入れてくれる。そんな2人を肩から見ているクレアとバルガスは、仕方ないなと言いたげに小さく溜め息を吐いた。


 4人は大通りを歩いて散策していると、3匹がピクリと何かに反応した。何に反応したのかと思えば、肉の焼けた匂いと、肉に合いそうなタレの匂いが漂ってきた。どうやらそれに反応したらしい。今度はオリヴィアが仕方ないなと笑いながら溜め息を吐き、匂いのする方へ歩みを進めた。




「鶏の串焼きー!残り少ないよー!お、ずいぶんと真っ黒なお客さんだな!買ってくかい?あと50本しかないから買うなら今だよ!」


「んー、私の使い魔がお腹を空かせていてな、その50本全部いただこう。抱えても崩れないように詰めてくれるか?」


「おぉ!全部かい!?羽振りの良い嬢ちゃんじゃないか!任せときなぁ、おじさん嬉しいからキレイに入れてやるよ!代金は1本300Gで50本だから、1万5000Gのところ、使い魔クン達可愛いから……おまけして1万2000でいいよ!」


「分かった。……1万2000Gだ」


「あい、まいど!すぐ詰めるから待っててな!」




 頭に薄汚れたバンダナを巻いた、40代くらいの男性が出している出店から香ってくる匂いだった。炭の上に設置された網の上に、串に刺さった鶏肉が焼かれている。途中でタレが塗られて美味しそうな匂いが充満している。


 もう食べる気満々のリュウデリア達は、買うと言った途端に尻尾と翼の落ち着きが無くなっている。パタパタ、フリフリ。もう感情が隠し切れてないのに気づいていない3匹なので、オリヴィアは吹き出しそうになるのを我慢して体を震わせる。それに気づいて、笑うのを堪えていると解ったリュウデリア達は、意図的に翼と尻尾を大人しくさせた。


 可愛いなぁと思いながら、出来たよ!と元気よく教えてくれた店主から紙袋に入った鶏の串焼きを受け取ろうとした。その時……近くに居た小さな女の子を連れる、帽子を深く被った10歳くらいの男の子が突然走り出し、受け渡そうとした店主と、受け取ろうとしたオリヴィアの間に入り込み、鶏の串焼きが入った紙袋を奪い取ってそのまま逃げていった。




「あっ!てめ、泥棒ッ!!待てクソガキッ!!」


「取られる方が悪いんだよバーカっ!!」


「こンの……っ!!誰かソイツを捕まえてくれー!!」


「誰が捕まるかよ!!」




 少年は逃げ足が速く、怒鳴り声を上げる店主に気が付いて周囲の人が捕まえようとするが、伸ばされる手を華麗に避けて走り続け、建物の間の道に入って路地裏へと行き、あっという間に姿を眩ませた。少年と一緒に居た小さな女の子も消えており、グルだった事が窺える。


 渡そうとしたところを横から掻っ攫われた店主は、最初驚いて固まり、正気を取り戻して追い掛けようとしたが、急いで店から出て来るのに手間取って距離が離れてしまい、結局逃げられてしまった。戻ってきた店主はオリヴィアに深々と頭を下げて、受け取った1万2000Gを返そうとした。しかしその金が受け取られる事は無かった。


 金は返さなくて良いと言ってその場を去ったオリヴィア達にポカンとした店主。いや、渡す前に盗られたのだからこちらが悪い、代金は返すと叫んでいる店主を背後に、盗みを働いた少年が走った方向へと歩みを進めた。




「……殺そう……あの人間の小僧は……殺しても構わんだろう」


「ンのクソが……っ!オレ達の飯を横取りしやがったッ!!龍の獲物を横取りたァ良い度胸してんなオイ!上等だぶち殺してやるァ!!」


「死ね。『總て吞み迃むアルマディア──────むぐっ!?」


「ほらほら落ち着け。リュウデリアはダメだぞ。それをここで撃ったら王都が消し飛ぶ」




 理性はまだ残っているようで、盗みを働いた少年に驚いて憲兵に報せようかとざわついている周囲の人間の騒がしさに合わせ、小声で怒りを発露するクレアとバルガス。肉が好きなだけあって判決は須く死のみ。そして龍である自身達から獲物を奪ったことも到底看過できないらしい。


 腕の中に居るリュウデリアが口の中に莫大な魔力を集束し、撃ち放とうとしていたので口を親指と人差し指で挟んで止めるオリヴィア。口の中で暴発は出来ないので魔力を霧散させると、抗議的な視線を向けてくる。仮に撃たせれば王都は背後の区画を残して前方が消し飛ぶので、普通に止める。


 今にも追い掛けて殺そうとしているのを止めているオリヴィアに、このままにするつもりかと抗議の声が飛ばされるが、勿論盗まれました、仕方ないですね、で終わらせるつもりは無い。あれはリュウデリア達が食べたいと思って買ったものだ。1本たりともくれてやるつもりは無い。




「無論追い掛ける。だが少し泳がせよう。あの人間の子供は小さな女の子も連れていた。もしかしたら他にも仲間が居るかも知れん」


「……それで……合流したところを……」


「辺り一帯ごと……」


「消し飛ばすわけだな?」


「うーん、ちょっと違うが……取り敢えず追い掛けよう。お前達は鼻が利くし、気配も覚えているんだろう?案内は頼んだぞ」


「任せろ。絶対に逃がさん」




 出してくる言葉が何時もより過激になっていることに苦笑いしながら、案内を受けて大通りを進んで行く。オリヴィアもまさか白昼堂々と、それも大通りで盗みを働く者が居るとは思わず、そしてそれがまさかの自身からだとは予想できず呆気に取られたが、冷静になれば追い掛けるのは可能。


 仲間らしき者が居ることも把握しているので、他でも無い盗んだ少年に仲間達の元へ案内させてやろうと画策した。リュウデリア達は優れた嗅覚も持っているし、少年の気配も覚えているので見失う事は無い。どこまでも追い掛けられる。







 子供だから仕方ないなと、許してもらえると思ったら大間違いだ。心優しいならばそのまま貰えたかも知れないが、生憎彼女達は人ではない。走って逃げる少年の背後から、神と龍が迫っていた。







 ──────────────────




 マルロの屋敷で雇われている料理人達


 アホほど出された陸蟹の調理を総て行った、歴戦の戦士達。総勢14人居て、今回はフルメンバーで調理した。大量の殻が残ったが、リュウデリアが消し飛ばしたのを見てやっば……って思った人達。





 冒険者EランクからDランクへ


 これまでに数を熟しているので、検討の結果ランクが上がった。一度に得られる報酬が上がるが、その分危険性も上がるので注意が必要。





 盗んだ少年と連れていた女の子


 10歳くらいの男の子。帽子を深々と被っていて、自身より小さな女の子を連れていた。散歩をしているというカモフラージュの為と思われる。


 女の子は男の子がオリヴィアから鶏の串焼きを盗んだのを確認した後、人に紛れて逃げた。グルの子。





 リュウデリア


 マジで光線をぶっ放すつもりだった。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る