第163話 レオの望み①裸にエプロンして、意味がありますの?
夕食を全て、自室に運んでもらい、準備は整いました。
配膳くらいは手伝いたかったのですけど、手伝おうとするとなぜか、やんわりと断られたので諦めるしか、ありません。
たまにお皿を割る程度ですのよ?
そして、今……。
服を一枚一枚と自らの意志で脱いでいます。
脱ぎたくて脱いでいる訳では決して、ないのです!
レオは『僕が脱がせたないな』と言ったのですけど、脱がせるだけで済むはずがありませんでしょう?
それ以上になるのは分かってますからね!
ただ、あまりにじっくりと観察されるので、まるで直に触られているような錯覚を覚えます。
彼はもうテーブルについていて、離れた場所にいるのでそのようなことはないと思うのですけど。
でも、おかしいですわね。
何だか、生々しく触られている気がして、なりませんわ。
本当に気のせいなのかしら?
全ての服を脱ぎ捨て、生まれたままの姿になってから、渡されたかわいらしいフリルの付いたエプロンを身に付けました。
かわいいのですけど、素肌に直に着ると変な気分になります。
何だか、スースーします。
胸の先端が布地に擦られて、何だか、いけない気分が高まります。
「ひゃぅ」
え? 何ですの、今の?
明らかにお尻を撫でられたような……。
気のせい?
「うん、気のせいだね」
「本当に? その割に……いえ、何でもありませんわ」
配膳が終わるまでは他の人の目がありました。
だから、自重していたのでしょう。
明らかにレオのレオが御立派になって、自己主張している気がするのですけど。
それとも私を見ているだけであんなになったのかしら?
「まずはスープからですけど、本当にやりますのね?」
「うん」
お目目をキラキラと輝かせて、期待されるとやらざるを得ませんもの。
実際のメイドはこのような給仕はしないのですけど、レオが望むのですから、仕方ないのですわ。
まず、本日のスープであるコーンポタージュを口に含みます。
そんなに大量に含めないのですけど、これは仕方ありません。
数をこなせば、いいんですもの。
それから、椅子に腰かけているレオに抱き付くように上に
「んっ」
「んぐ」
もうお判りいただけたと思いますわ。
口移しで夕食を分け合いながら、食べる主人とメイドがどこに存在するのでしょう?
あら、ここにいましたわ。
本当はメイドではないのですけど!
それにスープだけでなく、唾液まで交換しているような……。
「あっ!?」
「リーナ、零したね? 服が汚れちゃったよ。それに火傷したかもしれないなぁ」
口にしている台詞とどことなく嬉しそうににこやかな顔が全く、合っていません。
チラッと見ていた部分も分かりやすいことったら、ないですわね。
自分から喧嘩は売りませんけど、売られた喧嘩を買うのがアインシュヴァルト家の信条です。
レオと喧嘩なんて、想像出来ませんけど、彼がして欲しいと思っていることは分かってますから。
「ごめんなさい、レオ。すぐに服を脱がないといけないわね」
彼は自分から、脱ごうとはしません。
私が脱がして、してもらうのが望みなんですもの。
そうである以上、私も演じないといけませんわ。
もう見慣れてきた彼の怒張ですけど、状況が違うと興奮度合いが違いますわね。
慌てている振りをして、スラックスを脱がせてから、下着をめくるとそれはもう、すごい勢いでレオの怒張がそそり立ちました。
普段はもう少し、照明を落として薄暗いのでこんな明るい場所でマジマジと観察したことがありませんでした。
私が指で刺激するように弾いて、握るように触れると生き物のように震えるさまにちょっとした感動を覚えます。
血管が浮き出ていて、先端からは半透明の液体が沁み出していました。
興奮してくれているってことかしら?
「あの……リーナ、あまり見られると恥ずかしいかも」
頬を赤らめて、恥ずかしそうにするレオが新鮮でかわいいわ。
こっちはかわいくないくらいに元気ですけど。
「大変、こんなに腫れちゃっていますわ。すぐに処置すれば、よろしいんですのね?」
腫れているのではないし、どうして膨張しているのかも知ってますけど!
両手で彼の暴れん棒を優しく、掴んでから、その先端を口に含みました。
相変わらず、大きすぎて無理ですわね。
でも、レオの弱いところは分かってますの。
先の方をちょっとだけ咥えて、舌で割れ目をチロチロと舐めるのに弱いんですのよね?
「へお、ほへによひゃいでひょ?(レオ、これに弱いでしょ?)」
「だーから、咥えたまま、喋るのは駄目だって、うっ」
咥えたまま喋るのに弱いのも知ってますから。
刺激されて、気持ちいいのでしょう?
それから、指で竿の部分を激しく扱いたり、ゆっくり扱くのにも弱いですわね。
ほら、何だか、ビクビクって、生き物みたいでかわいい。
これはもう一押しでいけますわ。
「駄目だ、リーナ、それ駄目だよ。気持ちいいっ、うっ、出るっ」
「あふぅ。レオの濃くて、美味しいですわ」
レオの発射する前兆が分かるのですけど、分かってもどうしようもありません。
音もなく、大量に吐き出されるので焦りますわ。
口の中が彼の白濁で満たされて、零してしまいそう。
だけど、大好きなレオのを無駄になんて、したくありません。
全部飲みますのよ?
その度にレオは『え? 飲むの!?』とびっくりした顔をしますけども。
他の人のを飲んだことないですし、比較出来ませんが彼の精は甘くて、私を潤してくれるのです。
最初は青臭いし、ネバネバするし、気持ち悪かったのに不思議ですわ。
多分、相性がいいのですわね。
彼のモノをきれいにしたくて、白濁が残らないようにチュウチュウと吸っていると体が急にフワッと浮き上がりました。
目の前にレオの顔があって、噛みつかれるように激しく、唇を奪われました。
顔が離れるといつものように銀色の橋で二人の間が繋がっていて……。
「もう、こっちの準備もいいみたいだね?」
「あぁんっ」
いきなり、一気に
太股を伝うほどにもう準備が出来ているって、自分でも気付いてましたけど。
ええ。
そこからは結局、レオにされるがまま。
味わい尽くすまで貪られたのもいつも通りですわね。
夕食の味がどういうものだったのかしら?
どころではなく、夕食に何を食べたのかという記憶まで飛んでしまうくらい気持ち良かったですわ。
座ったまま、抱き合ってするのはすごく気持ちいいものですのね。
たまには……いえ、もっと頻繁にして欲しいかもと密かに願う私はおかしいのかしら?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます