第67話 目隠ししてる方が感じるとか?
息遣いだけが響く、静かだった室内に新たに加わったのは嬌声と淫靡な水音です。
水音を奏でるのはレオの指。
彼の指が秘所にゆっくりと
与えられる絶え間ない快感は恥ずかしさをも上回って、我慢が出来なくなりそう。
「あんっ。そこはダメだってぇ」
レオの指は味わいを確かめるようにそっと入口近くをマッサージでもするように撫でてから、秘裂を焦らすようになぞるとさらに
もう、既にどこが弱いのかと知っているのでしょう。
侵入してきた彼の指はかき混ぜるように激しく、動かしながら、確実に弱い部分ばかりを責めてくるので思わず甘ったるい声を出してしまいました。
わざとではありません。
中を蠢きまわって、気持ち良かったから、つい……。
やってしまったと思いますのよ?
そんな声を上げたら、レオが喜んでより激しくなることは経験上、分かっているんですもの。
「リーナ、一本じゃ足りないかな?」
普段、優しいレオですけど、ちょっとSっ気があると思いますの。
指が一本だけでも散々、啼かされているのに二本も使って、何がしたいのかしら?
「やぁだぁ……そこ、そんなに強く、しちゃやぁ」
目隠しで見えてなくても彼の指が二本、私の中に侵入して、暴れ回り、あちこちを蹂躙しているのは分かります。
弱い部分ばかりを執拗に嬲られるので残っていた微かなプライドなんて、もうなくなっていました。
これ以上されたら、もう我慢出来ないですわ。
まるで甘えるような声を上げて、与えられる快感に全く、耐えきれていないのに。
秘所を嬲っていた指が急に抜かれ、『ふぁ』って、また変な声を上げてしまいました。
ずるいですわ。
「いつもより濡れてるよね。目隠ししてる方が感じるとか?」
「ち、ちがいますぅ」
否定しましたけど、感じやすくなっているのは本当です。
でも、それはあなたがしてくれるから。
目隠しをしているから、感じているのではなくて、レオが愛をくれるから、感じるんですもの。
「じゃあ、これはどうかな?」
彼はちょっと強がっている私にお仕置きをしたいみたい。
「あぁんっ、それダメぇ! やぁっ、それぇ、いっちゃうぅ」
ザラッとする心地と熱っぽさを加えた危険なモノが秘所を犯すように一気に侵入してきます。
抗うなんて、無理ですわ。
あまりに気持ち良くて、はしたない言葉を使ってしまうなんて!
レオはそんな反応を楽しんでいるのかしら?
獣化した舌で弱い部分を嬲られたら、指とは比べものにならないんですのね。
あまりの快感に達してしまい、全身の力が抜けてしまいました。
すごく気持ち良かったですわ。
でも、私だけ気持ち良くて、いいのかしら?
少々の罪悪感と達した余韻で呆けていた私の耳に激しい舌遣いと啜る音が入ってきて、急に現実に引き戻されました。
レオったら、私から染み出た物をわざと聞こえるように音を立てながら、啜っているんですもの!
羞恥心やら何やらが混ぜ合わさって、もう訳が分かりませんわ。
「レオのバカぁ」
「じゃあ、もうやめる?」
あまりに気持ち良くて、つい『馬鹿』と口走ってしまうとSっ気がある彼は意地悪く、そう言うのです。
悔しいですけども昼に続いて、夜も負けを認めるしか、ありませんわね。
「やだぁ……やめないでぇ」
私がそう言い出すのを待っていたのでしょう。
それくらい分かってます。
それでも力強く、男らしい手で腰を押さえられると視界が遮られていることも相まって、感じる熱と想いに安心してしまうのです。
早く愛して欲しい。
乱暴なくらいに愛してくれてもかまわないって、思えるのです。
でも、この腰の押さえ方は……。
獣のように後ろから、なのかしら?
「ふぁ。あんっ。熱いの。レオのがいっぱいで私、もう……」
「リーナ、締め付けがやばい。出ちゃいそう」
レオの怒張が秘裂に押し当てられて、ちょっと焦らすようになぞってから、秘所に押し付けられました。
ぬちゃという淫靡な音ともにじわじわと侵入してくる彼自身はとても熱くて、何ですの、これ?
いつもより、気持ちいいかも。
既に十分過ぎるほど潤っていたからでしょう。
レオの熱り立ったモノはすんなりと収まって、奥深くまで
いつもと違って、立っている状態で後ろからされているせいかしら?
爆発しそうなくらい熱くて、硬い怒張は最奥の扉を叩こうと力強く、突き進んでくるのです。
前はこれだけでレオは我慢出来なくて、出していたのよね。
今は『待て』が出来るようになったからか、精を放つのを我慢しているみたい。
でも、息遣いがかなり荒くなってきたような気がするわ。
大丈夫なのかしら?
そんな心配をしている余裕がなくなるなんて、思ってませんでした。
私が逃げないよう、しっかりと腰を押さえるとゆっくりとしたストロークで抜ける寸前まで引いたかと思うと一気に
そして、また引かれるので怒張の首が抜けるのを逆らうように
我慢出来なくて、意識を失いそうで危ないのは私の方だったのです。
交わる度に奏でられる淫らな水音が室内に響き渡って、お互いに言葉はなく、ただ獣のように激しい息遣いだけ。
でも、今は言葉なんていりません。
ただ、求められるだけで嬉しくて、幸せで。
今の私、とても人に見せられるような顔をしていないでしょう。
だらしなく半開きになった口からは涎まで垂れています。
他人に見られたら、恥ずか死出来る自身がありますわ。
「レオぉ。もうダメぇ……いっちゃう、また、いっちゃうの」
「リーナ! 一緒に……うぅ、出るっ」
怒張が再び、最奥の扉をノックした瞬間、私の
私は堪えていたものを解放して、ようやく意識を手放すことを許されたのです。
目隠しで立って、後ろからはもう禁止ですからね!と思いつつ……。
『たまにはいいかも』なんて、考える私はやはり、はしたない娘なのかしら?
🦊 🦊 🦊
ゆさゆさと揺られている自分に気付き、重い瞼を開くとレオの手が右胸を持ち上げるように揉みしだいていて、その指先が先端の蕾を捏ねたり、摘まんだりしているのですけど。
え? 何? どうなってますの? 何が起きましたの?
混濁する意識を何とか、まとめ上げますがやはり、理解出来ません。
戸惑ったまま、視点を下に逸らすとレオの腰の上に乗せられていて、未だに繋がったままの部分から、淫靡な音とともに愛の証が溢れ出ています。
意識を失ってから、どれくらいの時が経ったのかしら?
まさか、ずっと愛されていたなんてことは……ないとは言えないですわね。
レオですもの。
ありますわ。
明日、起き上がれるのかしら?
でも、そうなったら、レオが食べさせてくれて、お姫様気分を味わますわ。
悪くないかも……。
なんて考えたせいではないと思いますのよ。
下からの突き上げが激しくなって、強く揺さぶられながら、
幸せなんですけどこんなことでいいのかしら?
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