第2話 メイが居なくなってそれから、、、
メイは死んだ。そしてメイは一生自分たちの前に現れない。その事実は穂乃果、菜奈そして千紘全員が理解した。
メイが死んでから最初のうちは皆、ぽっかり穴が空いた感覚で日々を過ごしていた。
しかし、小学校での新しい友達や、行事などの思い出が積み重なって行くうちにその穴は少しづつ塞がれて行った。それと比例して、メイと過した記憶も少しづつ消えて行った。
メイが死んでから数年は命日には幼なじみ皆でお墓参りをしていたが、中学校に上がる頃にはいつの間にか、行かなくなってしまった。
さらに中学校に上がるとみんな部活や塾や人間関係でより忙しくなり、幼なじみ同士で会うことすらなくなってしまった。
しかしそんな中でも、千紘はたまにふと、メイや他の幼なじみと過ごした日々を思い出すことがあった。
だがもうメイは居ない。
そう思うと心が苦しくなるし、後悔が蘇り、これ以上思い出すことをいつもやめた。
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