【声劇台本】(1人)転生世界冒険ファンタジー系のライバルが闇落ち

コショトミナ

転生世界冒険ファンタジー系のライバルが闇落ち

声劇フリー台本です。


※各配信・動画サイト等、ご自由にお使いください。

使用報告は任意で大丈夫です。口調変更、アドリブ可です。


以下


---------------------------

現代から異世界に転生してきた主人公。

異世界先のラスボスを倒し現代に戻る、といった流れです。


初期は主人公と共に冒険していたライバルが一旦パーティを離れ、手に入れてはいけない能力に手を出していた。そんな話です。行間はお好きに補完してください。


男女不問 計1人


ライバル(不問)


目安時間:~5分

---------------------------



「何が間違ってるっていうんだよッ!!」



「なあ、俺たち約束したよな?

 絶対に…協力してアイツ倒して、この世界に平和をって。

 あの時、しょっぺえ…あんな敵なんかに、無様な負け方して…命からがら逃げて?

 もう辞めようって思った。俺たちみたいなのは…

 この世界のシステムに従うしかないって」


「それをお前は諦めなかった。俺らならやれるって。

 一緒にチンタラやってちゃ間に合わねぇ。

 だから、別々に…強くなる方法を探した」


「俺は、みつけた。

 そして、手に入れた。この力を」


「確実にアイツを倒して、この世界を手にする『システム』を!」



「……なんだよ。なんで俺に武器向けてんだ!

 アイツはもうこのすぐ先なんだぞ!?」


「俺とお前が今、戦って何になる!?」



「……『チート』?お前の世界じゃそう言うんだっけか。

 この力を使ったらどうなるか分かってるのかって?」


「ああ、もちろん分かってるよ。

 全部、理解した。この力を手に入れた時に。

 すげぇんだ…全部、全部、この世界のことが頭ん中入ってきてよ!」


「俺ならできる…いや、俺たちならやれる!

 だからよ!今すぐにアイツをぶっ殺しにいこうぜ!!なぁ、おい!」


「……は!…は、はは、あははははは!

 それでも、ってか。分かったよ。

 なら、俺もお前を殺さねえとな」



(M:俺がこの『システム』を使ったら、この世界丸ごとなくなる。

 そんなこと分かってるよ。

 でもさ、お前を元の世界に帰すためには、もうこれしかないんだ…

 知っちまったよ、まったく。

 なんでそんな事まで全部わかるんだろうな。さすがの『全能力』様だぜ)



「俺は…俺は一人でもやる。この世界を変える為だったらな。

 たとえ、お前を手にかけてでも!!」


(M:あの時の俺は平和ボケ野郎だったんだな…

 アイツを倒せば俺たちは自由になって…お前とくっだらねえ毎日を過ごす。

 そんなの…初めからあり得ない事だったんだよな)


(一瞬でもそんなこと、考えちまった俺は、大馬鹿野郎だ)



END

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【声劇台本】(1人)転生世界冒険ファンタジー系のライバルが闇落ち コショトミナ @koshotomina

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ