第15話 おんねん!


『試練その2ケートス討伐が達成されました。』


 ヒュドラと同じように討伐するとなにもないところから宝箱が現れた。


「毒の次は何が出るんだ?」


ぼくが宝箱をそっと開くと中から水色のもやもやがぼくを襲ってきた。


「やめろ!」


ぼくが魔力を操って潰そうとしてもすいすい避けてぼくの右腕にまとわりついた。


『ギシャー!』


もやもやが喋ったかと思うとぼくの体に吸収されていった。



『【奈落の解答】の四天王の一体が討伐されました。』

『スキル【再生強化】が発動.....対象を解析.....』


今度はヒュドラの宝箱とは違い意識を失わないで済みそうだ。だけど、不穏な声がさっきから聴こえる。


『対象【ケートスの怨念】がスキル保持者に統合されます。』


『統合成功。スキル保持者の血肉に石化の力と水の力を統合しました。』



声が言うことを信じるとぼくの体に石化の力が流れたことは、わかった。要するにメギューサが目が会った奴を石にしていくようにぼくの血を浴びた奴を石にすると言うことだろう。


水の力はよく分からないから後で叡智に聞いてみるか。



ぼくは、このまま安全地帯叡智のところに行くのが気まずいのでそのまま残りの四天王を討伐しに向かった。


四天王の三体目は、堕龍王が相手だった。ぼくが土使いだから相性が悪かったがヒュドラの毒とケートスの石化で少しずつ肉弾戦をしたら飛行能力が失われてタコ殴りしたら勝つことができた。宝箱がでなかったが堕龍王の死体から紋章がぼくの右手の手の甲に刻まれていた。



四天王の四体目は、ゾンビだった。弱くて一発殴った


だけで粉々になった。しかし、その粉から急速に再生していって何体もの分裂が出来ていた。本体などがいるわけではないので一体ずつ処理していかないといけない。土の壁を創っても死体を積み上げて乗り越えたりしてきた。なのでぼくは、グサグサ噛まれるようにした。かなりの激痛が全身を襲ったが毒で皆殺しにす

ることが出来た。宝箱から出てきたのは、剣だった。

名前は、【神への冒涜】。神嫌いの僕には最高こ名前だった。すぐに吸収したけど。そしたら魔法の威力などがすごく上がった。



そんなふうにはしゃぎまくっていると


『美しい。なんて美しい。神により近い存在のあなた様が神からかけ離れた存在にまでその身を堕トスなんて』

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