第7話 とうばつ!

 土魔法に慣れてきて、必殺技などを少しずつ考えることが出来た。今日は、その必殺技を実戦で使うつもりだ。


『初討伐の相手は、【アビススネーク】にしてくださいね。特徴は』

 蛇からくる闇魔法や牙にある毒、丸呑みに気を付けることだろ?

『いえ、覚えてくれていたら良いんですよ。』


 疑問に思う人もいるのではないか?どうして、奈落なのに深淵のアビスなのか。タルタロススネークにしろよ!


 それについては、このダンジョンについて改めて説明しよう。

 ダンジョン【奈落の解答】には、普通の魔物が存在しないのだ。普通の魔物とは、どこでも見られる魔物のことだ。つまり、奈落の解答は、ダンジョンなのに魔物の生成能力が一切ないのだ。魔物は通常ダンジョンの防衛機構だ。だけど【奈落の解答】は、防衛する必要がないのだ。ほとんどの敵は、戦うまえに地面にぶつかり死んでいくのだ。唯一浮いている魔物などは、即死がないけど。なので、通常の魔物は存在しないのだ。だけど例外は存在する。地上から落ちると即死だが、冥界や地獄から落ちると生き残る魔物がいるのだ。なのでアビススネークなのだ。


他にも、ダンジョンは階層が分かれているのにこのダンジョンは一層で構成されているから特に異質なのだ。


そうだ今日は討伐しないといけないんだった。


『忘れないでくださいよ。では、結界を解除します。』


安全地帯の結界が解除されたから湖にある水を求めて沢山の魔物が現れた。アビススネーク以外は、叡智が、潰しているけど。


「いちぇー。ひっちゃっちゅ《いけー必殺》もう1人の土の自分ロックゴーレム



ぼくが、魔法を使うと土がモコモコしてきて、岩のゴーレムができた。まあ、人形ほどのサイズだけど。


「あいちゅをちゅかまえて。」


少しずつロックゴーレムが歩きだすとアビススネークが、毒牙をゴーレムにしてきた。だけど、ゴーレムだから意味がなくそのまま捕まえた。


「いけー岩の弾丸ロックガン


今度は、綺麗に発音出来た。そして、拳大の岩がアビススネークの頭に直撃することが出来た。


『おめでとうございます。あなた様。もう魔物はいませんよ。』


いつの間にか叡智は、周りの魔物どもを全て潰していた。


やっぱり恐ろしい人だ。


だけど、魔物をようやく殺すことが出来た。


これからは、もっと殺さないといけない。


カミヲコロスタメニ






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


よいお年をおむかえください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る