第6話 ちゅちまほう!
あの魔力を流された日から1週間過ぎた。赤ちゃんの食べ物などどうするかって?スキルのおかげで常にエネルギーの再生をしているから問題ない。叡智の湖もあるしね。そんなことより、少しずつ魔力を操ることが出来てきた。
『いい調子ですね。そろそろ属性を付け足しましょう。魔力を動かすときに、イメージを付け足せば出来ると思います。』
言われた通りに地面に広がっている砂漠に向かって
『ちゅちー』
魔力とイメージを流し込んだ。すると、
ドドドドドドドドドドドドドド
さらさらな砂漠の砂がエアーズロックみたいなカチカチな地面に変わった。
範囲は、1メートル程だけど魔法が使えたことに喜びを感じた。
だけど、魔力はスッカラカンになってしまった。
『あなた様さすがです。でも、いまの魔法はもともとあった砂を変化させただけです。真なる魔法は、何もないところから生み出してこそなんですよ。』
要するに1からなにかを生み出すのは、簡単だけど0から1を生み出すのは、難しいということだな。
『なにごともコツコツすることが大切なんです。あなた様。この場所では、魔力がなくなってもすぐに回復するので練習し放題です。』
やっぱり叡智さんは、スパルタだ。でも、アドバイスを聞きながら練習すると確実に上手くなる。1時間後には、拳大位の土の塊が何もないところから造ることができた。
『やはりあなた様は天才ですね。通常なら詠唱を覚えてからするのに。やはり、人類の希望だと格が違います。』
そんなに誉めないでよ。叡智のおかげでもあるんだし。
『あなた様。魔法を覚えるのは良いのですが必殺技も考えてくださいね。』
必殺技?
『ええ。かくしだまはいくらでもあるほうがいいので。まあ、想像力があなた様は高いので大丈夫だと思いますけど。』
そういえば、土魔法が進化したら大地魔法になるんだよね?そのさきってあるの?
『進化したあとは、概念の魔法になります概念の象徴である神達を唯一殺すことが出来る魔法です。』
なら、ぼくは概念魔法まで覚えないといけないのか。
まあ、ようやくゴールが見えた。前の世界では、神に歯向かう力すらなかったのに神を越える力を努力次第で手にすることが出来るのだろう。
神殺しをすることをどれほど待ちわびていただろう。
ようやく。ようやく。あいつらに追い付いた。
これからは、
オレノターン堕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
よいお年をおむかえください。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます