第4話 まほう!

 どうして状態異常耐性がレベル∞なの?ぼくが眠っている間になにがあったの?


『あなた様は、およそ1年ほど眠っていました。』


えっ!マジで?あの穴からここまでで?


『いえ、あの大穴の入口からここまでは、1年経ってもたどり着くことは出来ません。いままできていた人は、落ちているときに死んでしまう人も多かったそうです。』


なら、どうしてぼくはここにいるの?


『あなた様は全人類の希望なので、並大抵のことは要請することが可能です。このダンジョン【奈落の解答】に安全地帯の要請と安全地帯までの転送の要請が受理されたからです。』


要約すると、ダンジョンのおかげ?


『はい。わたしのおかげです。感謝してください。』


本当にありがとうございます。これからは、叡智様とお呼びしたほうがよろしいでしょうか?


『やめてください。希少価値は私も高いですけどあなたに比べれば足元にも及びません。』


でも、感謝はしていますよ?


『では、受け取っておきます。』


それで転送されたけど、どうしてレベル∞なの?


『安全地帯の要請をされましたが創造するのに、半年ほど掛かってしまいました。その間もあなた様は、地上から落ち続けて数多の魔物に攻撃されていました。』


それだったらぼく死んでいるのでは?


『それは、スキル【再生強化】が頑張ってくれました。』


そういえば、状態異常耐性は言葉から意味が分かるけど【再生強化】ってどういうスキルなの?


『【再生強化】は、言葉の通り攻撃を受けると再生して能力をあげる力です。』


うーーーーん。よく分からないし、実感が分からない。


『なら、実戦で体に覚えてもらいましょう。』


叡智って以外とスパルタ?


『なんのことやら。』


まあ、いいや。でも、ぼく一歳でしょ。魔物なんて戦ったことすらないんだけど。


『たしかに体は目覚めばかりで、まだ自由自在ではないですもんね。』


ぼくには、この右腕のスキルとブロンドの髪の毛しか.....

あっ!!!魔法があるじゃん!ぼくに魔法を教えてよ!


『そうですねら。幼いころから慣れていたほおがよいですね。あなた様は、土魔法の使い手ですね。』


そのせいで殺されかけたけど。


『ですが、土魔法はとても汎用性が高いですよ。』


ほんとに?


『では、魔法について詳しく説明しましょう。この世界には、魔法は6つの基礎魔法があります。火.水.風.土.光.闇.ですね。そして、基礎魔法は進化することが出来ます。まあ、ほとんどの人が基礎魔法止まりなんですけど。進化したら、どの属性も強いのですが1番人に影響を与えるのは、土の進化の大地魔法なのです。あなた様は、魔力量などは、圧倒的なのでこの大陸いや、世界の頂点にたてるでしょう。』


なるほど。世界の頂点に立てれば夢が叶うな。


アイツラヲコロスユメガ


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