第3話 みずうみ!
「うぅぅぅ...うっ...げっほ」
少しずつ意識が戻ってきた。
おい、糞神どこにいる!!!今度こそは、お前を殺してやる。おい!おい!おい!
意識を完全に取り戻して周りを見渡してもあの神らしき奴はどこにもいない。
ぼくてきには、死んで神を殺してやるつもりだったのに周りは砂漠ばかりある。
また、生きてしまったか。
焦るな僕。頭をとにかくクリアにしろ。状況を判断しろ。深呼吸をしてリラックスしろ。
チョロチョロ...
どこからか水の音が聞こえる。
だけど目を開くことが出来ないから、確認することが出来ない。
『スキル【再生強化】により眼の成長が行われていました。』
えっ!誰の声!というか、周りが見えるようになったんだけど!ヤバい!
『私の存在は、このダンジョンの答え。人は私を叡智の湖と呼びます。』
つまり、全てを知っているんだ!!!
それで、そらで、スキルって?
『スキルとは、この世界にとって魔法の先にある力です。』
魔法の先にあるならスキルも確認してから処分しない?
そして、ぼくもここにいなくない?
『スキルは世界のレベルアップに伴いようやく人類に搭載された新たな力であなたが初めててにいれました。あなたがこのダンジョンをクリアして、地上に出ると全人類に搭載されます。』
なるほど。あいつらのお陰で強くなったのか。じゃあぼくが出なければなにも出来ないんじゃない?
『あなた様は、いまや人類だけでなくこの世界フォルデの希望なんですからやめてください。』
まぁ。ここで死ぬのは嫌だから帰還するけどね、そういえば叡智さん。気のせいでなければ地上ってあの上に見える小さい光のやつですか?
『間違いありません。』
かえれる?かなり高さがあるようですが。それにたくさんの眼光がぼくを睨んでいるのですが...
『強くなりこのダンジョンをクリアすると、でられますよ。』
どうすればいいの?
『生命を吸収すればいいのです。』
つまり?
『レベルアップですね。確認方法は「しゅてーちゃす」人が説明している時に無視するなクソガキ!!!』
えっ。叡智さん本当にごめんなさい。
『いいですよ。だれにも失敗はあるものですから。』
(叡智さん。いつもが優しい分怒るとめちゃくちゃこわい人だ!!!)
『レベルは、右手の腕を見てください。レベルが上がるごとに数字が刻まれていきます。あなた様が知るようなステータスはないですけどね!』
腕に刻まれていたのは、よく分からない刻印が2つ彫られていた。見たところ1つはレベル10だけどもう1つはなんなんだよ!レベル∞はヤバいでしょ!
『見たところ状態異常耐性ですね!』
なんで状態異常耐性が∞なんだよ!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます