一児の母である主人公の耳に入ったのは、子供の虐待死のニュース。他人事とは思えず、逮捕された母親に自分を重ねるが…。 子供を育てていくことへの不安と孤独を描きながらも、どこか優しく力強い雰囲気の短編です。
子供が生まれたら、周りがわいわいとお祝いしてくれる。でも母親だからこそ感じる複雑な心境があるのかもしれない。そんな育児の大変さをよく描いている作品だと思う。