第3話

「人間界にも学校がある。制服とやらを持ってきたぞ」

「姉さん、ありがとう」

制服はグレーのセーラー服だった。

水着はいわゆるスクール水着だ。

カバンも地味な革カバンだった。


ミモレは感激していた。

「嬉しい、好みとぴったりですぅ」

「地味すぎだろ?サキュバスじゃなくて尼さんの修行に行くみたいだ」

ミモレは出来上がったばかりのラーメンをちゅるちゅると美味しそうに頬張った。


「サキュバスの世界の制服がオカシイんです」

「胸は空いてるし、スカート丈だってパンツ見えちゃいそうだし」

「学校はこのアパートからすぐそばだ。見に行くか?」

「いいけど、姉さんその服で行くの?」

ミモレの姉はブラに短パンだった。

「良いだろう?人間界にもこんな格好のやついっぱいいるぞ」

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