第127話 結果発表

トランプの結果――普通に俺勝ちまくったのだった。うん。海夜。言い出した割に弱かった。っか、トランプなんて久しぶりにしたから――俺負けるだろうな。と、いう感じでしていたのだが――うん。勝った。

ってか褒めてほしい。スピードのルールを俺が覚えていたことを。ホント何年ぶりにしたのだろうか。って感じだったからな。っか――俺ルール知っていたが――誰かとしたことあったっけ?なんだが――まあここの事なんて知らないからいいだろう。


まあ1回目は――なんか最強カードが居たがな。

確かジョーカーってスピードの場合抜くんじゃなかったっけ?うん。確かジョーカーって使わなかった気がするのだが――普通に箱から出してそのまま配った俺。

うん。最強カード登場だよ。とりあえずなんでも置いていいということを急遽決めて継続したのだった。うん。あれはあれでありかもしれないが――うん。

まあ遊びだからいいよな。ってことで俺は連勝した。


「不正だ!ぼっちの先輩が強すぎるー」

「海夜が遅いだろ。俺多分早くないぞ?」


俺の前では海夜が潰れている。


「早いでしょ。どんどん置いてきますし。意味わかんないスピードでしたよ。ぼっち」


海夜がなんか言っているが俺は3連勝した。うん。勝ったのだ。勝者は俺。うん、気持ちいい。


「ってことで海夜スクワット300回か」

「……え?」


俺がそんなことを言うと海夜が顔をあげて――フリーズした。なにそれ――と、言う感じで海夜がこちらを見てきたのだった


「だって賭け事なしにはなってないだろ?」

「なっ、いや、私は却下言いました」

「俺却下を認めてないはずだが?スクワットか、腹確認か――後は今から決めるか」

「なっ、無理です。そんなにスクワット無理です。お腹もまだやばいです!せっかくの旅館が楽しめません!却下。賭け事なしです!」

「じゃあ――海夜。いろいろ頑張ったら……そうだなー。抱っこ。しばらく抱きしめてやるって特典付きにしてやるから。賭け事ありで」

「—―な、なんでこういう時に限って、魅力的なこというんですか!本当なんですかー、変態。究極の選択—―スクワットは……きつい。見せるのは簡単だけど――ダメージが……でも抱っこは――してもらいたい」


いや、何となく言ってみたのだが――こいついい反応するな。うん。かわいい生き物だった。って――ガチで悩んでるよ。うん。


すると俺に近寄ってくる海夜。うん。謎だな毎回毎回。まあ、それが海夜の可愛いところだったりするのだが――と、俺が思っていると……。


「先輩……もし――もし。お腹を確認して酷いこと言ったら――その、責任取らせますからね?わかってますか?禁止ワード言ったら容赦しませんからね?いいですか?だから――頑張ったら――特典付くんですよね?」


うん。こいつ必死。だった。って――。


「海夜。腹見せで進んでるみたいだが。スクワットって選択肢忘れたか?そもそも俺の気分で俺が選ぶんだが……それ以外かもしれないぞ?」

「なっ……それは――」

「おまけに3連勝だから――スクワットなら……3セットか」

「……」

「か、やっぱり腹確認からの――あと2つか。なにがいいか」

「なにをやられても、私つらいじゃないですかー!」


耳元で叫ぶなよ。である。マジで元気だな。と思いつつ隣を見つつ。


「賭けたのは海夜」

「—―—―はぁ……なんで私食べすぎたかなぁ……普通にしていれば――甘えれたのに……」

「見た目変わってないがな」

「絶対ダメです。つ、ついに先輩に嫌われます。ポッコリですから……」

「勝手に言っている海夜だった」

「いや、だって――今は明らかに、本当にダメですよ。ぽっこりパンパンです」


そう言いながらもなんか俺にくっついてくる海夜。うん。腹—―確認されたいのだろうか?もしかして早く見ろというフリ?と俺は思いつつ。


「っか、海夜」

「はい?」

「スタンドアップ」

「はい?なっ、ひゃあっ!?」


俺は海夜とともに立つ。って、海夜を軽く抱きながらだが――うん。軽いな。変わらんじゃん。と、俺が思っていると。


「ちょ、せ、先輩?なんですか急に」

「スクワットするなら空気良さそうな外だろ?暗くなってきたからまあ星見ながらスクワットでもってな」

「鬼!本当にやらせるつもりだった!?」

「まあ、嘘だが。単に誰かが食べすぎたうるさいから、座ってるよりいいかと思ったんだがな」


いやなんかいろいろ話していたがさ。座ってばかりより。立った方がいいのでは?と俺は思ってね。うん。とりあえず移動である。


「……むー」

「唸った」

「……先輩。行きましょう。立って消化です」


そんなこんなで俺は海夜に引っ張られながら――うん。俺が誘ったんだが。まあいいか。

それから2人で外に出てみると――あたりは暗くなっており。川などは見にくくなっていた。が、かわりに……。


「おぉ、星きれいだな」

「うわぁー。星たくさんです。すごいですね」


俺の隣でまたはしゃぐ海夜だった。


「じゃ星見ながらスクワット」

「なっ!?」


うん。海夜の動きが止まった。そしてなにを言いだすんですか?みたいな表情でこちらを見ていた。


「—―ってのは可愛そうだから……これはあとだな」

「あ、あとで――するんですか?」

「3回勝ったからな」

「いじめです。いじめ。訴えます」

「そんなことより海夜。星見ろって。俺はなに命令するか考えるから」

「えー。それだと先輩を気にしてないと危険ですから空を見る余裕がないですよ」


まあ、そんなこんなで俺たちはしばらく星を眺めて食後の休憩をしたのだった。うん。何命令しようかなー。という俺だった。1つは決まってるんだがな。

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