第123話 移動開始
水着を買いに行くという無駄なことやら、その他準備をしたりしていたら……あっという間に旅行当日となった。
「先輩。行きましょう」
「朝から元気だな」
「当たり前です。お出かけですから」
「その辺でこけるなよ」
「こけませんよ!?」
俺と海夜はちょっと早起き。という時間に家を出発し電車に乗り込んだ。
いや、向こうのバスがね。本数が少ないらしくて、この時間に行かないと夜しか着かなくなってしまうのでね。朝っぱらから移動となっている。
ちなみにお出かけでお泊まりなのだが――旅館近辺を出歩くという想定がほぼないため。2人とも荷物は少なめだったりする。まあ身軽なのはいい事だな。
まあでも……リュックにはそれなりに入ってるんだがな。暇つぶしセットが。でも少ない方だと思う。うん。
とまあ荷物を持って電車に揺られてからバスで三時間である。長いわ。バス長い。超長い。めっちゃ長いわ。ってか――腰痛い。
長時間のバスはなかなか疲れるだった。
ちなみに海夜は今週ずっと楽しみだったらしく――寝不足だったのか、電車でもバスでも夢の世界だった。 めっちゃ人にもたれて寝ていた。とりあえず何かに使えるかと写真は撮ってある。間抜け顔のいい寝顔の写真をゲットした。
ちなみにバスは本当に長距離バスだったため。さすがに途中でトイレ休憩があった。
その休憩で俺と海夜はバスから降り。ちょっと旅館に入る前に食べ物、飲み物を買ったりした。あと軽くお昼ごはんもね。
って、こんな路線バス?うん。路線バス何だろうな。バス自体は観光バスではなく。本当に普通に町を走っているようなバスだった。乗り口降り口があるというか。うん。普通の路線バスだった。
はじめてこんな長い距離を走るバスに乗っただったな。なんか観光バスなら途中で休憩が普通にありそうだが……うん。普通のバスだったからな。ちょっと休憩があることに俺はびっくりしていた。
まあ休憩のあとは……またバスに揺られて山奥へと向かっていき――いや途中まではね。普通に町。住宅地。だったんだが――畑が増えてきて。山が近くなり。
気が付いたら――すごい山道を走っていた。
運転手さんの運転技術神!というレベルだったな。普通車の車が行き違いできないようなところを走って行ったからな。こんなの前から車来たらどうするんだよ。だったが――うん。普通に前から車が来たらどちらかが行き違いできるところまで戻っていた。さすがにバスが戻るということは――少なかったが。うん。少なかったということは少しあったという事。まあ行き違いできるところがすぐ後ろとかね。そういう時はバスが戻っていた。まあ中にはなかなかな距離をバックで戻ってくれる人もいたな。うん。あれは――慣れているんだろうな。うん……すごいわだった。
ちなみにこんな光景を海夜は知らない。
何故かって?夢の中だからだよ。うん。揺られつつ爆睡していた。
って、ホント気が付いたらマジで山、森。うん。大自然の中。ということになっていたのだった。
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