第82話 GWはいろいろある
月日が経つの早く。あれからもう今は連休へと入った。
世間は長期休暇やらやらで各所観光地は混雑とか。あと交通機関や高速道路もなかなかの混雑らしい。
っかちょっとずつ……というか太陽さん。暑くなるの早すぎますよ?と言いたくなるような日だった。
まあそんな日に俺と海夜も動いていたんだがな。
電車なかなかの人だったよである。
そして今は……。
「あらー、二階堂さん。いらっしゃい」
俺は海夜の実家に居た。
まあこれは約束というか。海夜から事前に聞いていた事なんでね。ちゃんと海夜とともにやって来ましたよ。はい
ちなみに今は海夜の母に出迎えをされている。っか2回目だが……ホント海夜の実家。いい家なんだよな。デカいし。立派だし。うん。そして海夜の母今日も……なかなかだしな。うん。超美人さんである。
「お久しぶりです」
「まあまあ。娘とまだ一緒に居てくれて嬉しいわ。時々電話とかで近況を聞いていたけど。もしかしたら娘の妄想かもしれない。って思うこともあってね。それにしても娘の相手大変でしよ?」
「毎日かなり元気ですね。はい。いろいろ勝手に言っているみたいですので。ちゃんとお話に来ました」
「ちょ、だから、なんで、先輩とお母さんは普通に話がはじまるの!」
俺と海夜の母がちょっと話していると……海夜が俺の隣でなんか騒いでいたが……俺は特に気にしていなかった。ちなみに海夜の母もこの声が聞こえていないのか。俺と普通に話していたというね。
なんか海夜の母とはね。前にも話しているし。
その時にすごく話しやすい雰囲気だったし。そこまで海夜の母に警戒はしていなかったので、今回も普通に話せるかな?うん。多分大丈夫だろう。とは俺も思っていたんでね。
まあ予想通りいい感じで話が進んでいたので一安心の俺だったりする。
まあ俺が警戒というか。注意していたのは海夜の父だからな。子曰く怖い。厳しい父。母曰く。甘々の父。と両者の意見が全く違ったのでね。
それに前回来た時、結局俺は海夜の父には会っていないので……今日が会うのは初になるというか。うん。今日は玄関で父も待っている可能性もあったので、海夜の家に着くまではちょっと緊張みたいなのが俺にはあったのだが……。
そうそうちなみにそのこと。俺が緊張している事に関して海夜には気が付かれなかったらしい。ここに来るまで普通に話していたからな。うん。俺の演技なかなかであると思われる。
でもまあ海夜と話しつつ。挨拶はなんて言えばいいんだろうか……と俺は考えていたので……まあ海夜の話をほとんど聞いていなかったりするが……まあ特に海夜が怒っているということもないので。たわいもない事。今日は人が多いとかそんな話しかしてなかったのだろうと思う。
っか現実は――玄関には父居ない。だったんだがな。うん。どこで登場するんだよ。と俺は海夜母と話しつつ……まあちょっと緊張だったな。
ってかホント今のところ海夜父は居ない。姿なしである。
玄関に居るのは母のみ。
そうそう海夜母は今日も服装は何故か着物だった。うん。気合入ってるわ。さすが海夜の母だよ。っかこの家では着物が普通なのだろうか……とか思ったが。海夜が着物を着ている姿は知らないので……まあうん。多分特別というか。俺のためなのだろうか?とか俺が思っていると……。
「さあさあ、二階堂さん。暑かったでしょ?中へどうぞどうぞ」
と海夜の母に言われたので、俺は靴を脱いで海夜母と話しつつ中へと入っていった。
「ありがとうございます。ほんと最近はすぐ暑くなりますね」
「ほんとね。毎年どんどん暑くなってるわよね」
俺と海夜母が話しているとその後ろでは……。
「お母さんと先輩。ほんとよく話すなぁ……実は先輩……年上好き?」
とかなんか意味の分からないことをつぶやいているお方が居たが……まあボソボソだったので触れないことにした。うん。何をあいつは考えているんだよ。だな。今は海夜より母側の評価を上げとかないと後が怖いだろが。助けてもらえないだろ?と思っている俺だった。
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