第53話 久しぶりの制服4
海夜とともにちょっと買い物に来たら…。
まあいろいろありまして俺たちは別行動をしていたからだろう。俺が気が付いたら海夜が何故か同じ制服を着た男女。まあ同級生?に捕まっていたため。俺は現在海夜の元へと向かっている。
まあとくに走ったりはしなかったのですぐには追いつかなかったが。どうやらあの集団スタスタ歩いている。ではないらしく。普通に俺が歩いていたら少しして集団に追いついた。そして俺は中心に居るやつに声をかけた。
「海夜。何してるんだよ」
「!?」
俺が声をかけるとまあ…。全員。全員だな。制服を着たやつ全員が反応してこちらを見た。そしてその中で中心?にいた海夜が一番反応して…。
「先輩!」
とか言いながらすぐにグループの輪から抜けて俺の横へとやってきた。
「急に消えるなよ」
俺が声をかけるとちょっとふくれっ面?をした海夜が…。
「先輩がお店からいなくなりましたよね?先輩が急に居なくなるからいけないんです」
「そうだっけか?っかさ。お友達?はどうするんだ」
ちょっと頬を膨らませている海夜は…。まあ置いておいて。俺は先ほどまで海夜を囲んでいたグループを見た。うん。まあ悪い感じではないが…。海夜は嫌い言ってたからな。まあなんとなくさっきも感じたが陽キャラの集まりはな。俺も嫌いだからな。とか思っていると。
「わ。私さっきも言ったけど。この…。せ、先輩と来てるから。一緒には行けない」
と急に海夜が…。何故かは知らんが俺の服を掴みながらグループに声をかけた。さらに…。
「あと…。私…。彼氏居るから…。えっと…。先輩。行きましょう」
「…。いろいろ言うな。こいつは。ってはいはい」
と相手からの返事を待つことなく海夜は向きを変え歩き出したため。俺も付いていく。っか海夜が服掴んでいるからな。付いていかないとなんだよ。付いて行かないと服が伸びるからな。うん。
ちなみにグループの方からは…。まあいろいろとごちゃごちゃ聞こえていたが…。まあすぐにまわりの雑音で分からなくなったからいいだろう。特に追いかけてくるとかそんなことない雰囲気だったしな。
まあちょっと男子の声?からは、俺への事も少し聞こえた気がするが…。まあいいだろう。
それから俺と海夜は先ほどのお店。俺が見ていたお店でも。海夜が引きよさられていったお店でもなく。フードコートへと来ていた。
先ほどの集団から別れてすぐ。海夜が「ちょっと疲れたから休憩したいです」と言ってきたので、そのまま近くにあったフードコートへと入ったのだった。
フードコートはまあおやつ時間?というか近くに映画館とかがあるからか。そこそこの人が利用していた。学生が多めという感じだな。あと子連れが多いかな。
まあショッピングモール内で休憩と言ったらこういうところか。カフェくらいだからな。まあ人が居てもおかしくないか。
とぁ思いつつ。俺達は少しフードコート内のお店を見て…。
飲み物とふと目についたたこ焼き屋でたこ焼きを買い。空いていた窓際の席。カウンター?席というのかは知らんが。まあ席へと移動して食べながら話していた。
「つまりあのグループは来た時にちょっと言っていた新しいクラスで同じ奴らを含む集団だったと」
「はい。その…。他のクラスの人も居ましたが。なんか今日も帰りに声かけてきたんですよ。せっかくクラス一緒に…。やらやらで」
「なら行けばよかったのに。ぼっち脱出のいい機会だったんじゃないか?」
「嫌ですよ。私ああいうの…。嫌い。苦手なんですから。先輩ならわかりますよね?」
「まあわかるが…。って自らぼっちに突き進む海夜か」
「むっ、先輩に言われたくないですね」
「でもいいのか?いきなりあんな感じで」
「いいんです。ちゃんと言っとかないとですから。変な気を起こされてもですから…。先輩が着てくれるまで…。曖昧な返事しかできてませんでしたから」
「っか、彼氏やらやらはいらなかっただろう」
「…。いります」
「なんで?」
「その方が…。今後声をかけられませんから」
「なんとまあ…。だな。っかこのたこ焼きうまっ。熱いが美味い」
「ですね。美味しいです。って、先輩食べすぎです」
俺がたこ焼きもう1つと爪楊枝をさそうとしたら海夜に止められた。
「いやいや8個な4つは俺食っても大丈夫だろ?」
「先輩はもう4つ食べました話している間に」
「まじか」
俺は自分の記憶を呼び戻すが…。うん。話しながら何となくたこ焼きを食べていたから全く何個食べたか覚えていなかったのだった。
「マジです。ってまだたこ焼き持って行こうとしてますし。私も食べたいんですから」
「うまいから仕方ない」
「ダメです。私はまだ2つ食べる権利があります」
ってことで…。
まあなんやかんやと先ほどの事に関して話していた俺達だったが。気が付いたらたこ焼きの取り合い。そんなことをしつつしばらくフードコートにて休憩していた俺達だった。
ちなみに、、、。
そのあと結局というか。話してたこ焼き食ったら満足というか。カバンを買うの忘れて帰った俺たちだったりする。
そして、家に帰ってきてから俺は隅っこに置かれていた大学用のカバンを見て…。
「あ!カバン買うの忘れた」
と1人で言っていたのだった。
いやさすがにこの時は海夜ちゃんと家に帰って行っていたのでね。
っか何しに行ったんだよ…。である。
まあたこ焼き美味かったら…。良いか。とすぐに切り替えた俺だったがな。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます