第39話 事情聴取2
…。
…。
…。
とかいうことがあり。
うん。まあ海夜が来てからいろいろとあったということだな。
そんなこんなでちょっとバタバタしてから。2人で晩ご飯を食べて…。いや海夜帰らなかったし。なんやかんやでご飯の時もなんかずっと言っていたからな。
そしてそのあと何故か俺が胡座で座っていたら…。海夜が俺の足の上に乗ってきた。というのが今だな。
「海夜」
「はい?」
「俺は椅子か?座布団か?」
「椅子ですね。ちょっと座り心地が…。ですが」
あっさり椅子と言いやがったである。
「…」
「怒りました?」
まあ別に怒ってはないのだが…。
「海夜」
「はい?」
「甘えん坊」
「なっ…」
「甘えん坊」
「に、2回も言わないでください」
「ぼっち甘えん坊」
「…。先輩」
ちょっと海夜から拗ねた?ような感じがあったためおちょくる?というのかまあ言葉で攻撃は終了とした。
「はいはい。っか。テレビ見にくい。海夜の頭が邪魔」
「大丈夫です。私は見えます」
「…。こいつ…。海夜」
「はい?」
「今は触るのありか?」
「…。ダメ…。じゃないです」
よし、許可取った。これでよしだな。
みんな聞いたな。聞いたよな。許可取ったからな。
「じゃ、ちょっと」
「…。はぅ」
俺は海夜を後ろから抱く…。っかこいつ人の上で体育座りしていたのか。って、こいつ…。めっちゃ恥ずかしがってる?
ちなみに俺はだが…。何故かめっちゃ楽しい。が勝ってるから現状余裕である。海夜なら普通に触れるってか… 。
海夜が体育座りしていたから…。完全に海夜が動けないようにロックしたみたいな形になった。
「先輩…。足崩します」
「いや、このままだな」
「…。ちょっと窮屈といいますか…。先輩の手の温もりが足にしかないから…。嫌です」
「嫌って言われてもな。なんか自然となったし」
「…。あと、動けないから怖いです」
「怖い?」
「先輩は力ありますから」
「海夜はこのまま離されたくない感じだったよな?」
「い、今は…。先輩怒ってるかもですから…」
「いや。別にだが。予定では動けない海夜にくすぐり攻撃予定だったが」
「だ。ダメですから!なにしようとしてるんですか!叫びますよ。早く一時解放するのです」
「必死。マジ必死。ってことはマジでくすぐりは弱いのか」
「先輩…。ホントダメですからね」
「試すは?」
「無しに決まってますよ!馬鹿ですか」
「面白くないな」
「ダメです。ってか、先輩。ホント一度解放してくださいよ。降りますから」
「急にどうした?」
「身の危険を感じました。一時避難してどうするべきか検討してから戻って来る予定です」
「首か?」
「へっ?」
「脇?」
「ちょ、なんで弱点探し急にはじめるんですか!って。先輩楽しみすぎです。て、照れたりとかないんですかー」
「海夜相手は慣れた」
「慣れたは…。やっぱり複雑です」
「っか、海夜」
「はい?」
「耳まで真っ赤だな」
「もう!せ、先輩も顔見せてください。私見えないんですけど」
「拒否ー」
「あー、真っ赤だ真っ赤先輩も絶対真っ赤…。って、やっぱ見えない。ぬぬぬ…」
とまあしばらく海夜を拘束して話していたら…。見ていたはずのテレビも終わり…。
「き、今日は帰ります」
とかなり恥ずかしかったのか。帰る頃には海夜は完全に茹であがったみたいになっていた。
いやー。楽しかった。ちなみに俺もちょっと赤かったらしい。海夜に先ほど言われた。まあ仕方ない。楽しかったからな。うん。
「先輩」
「うん?」
「今度来るときは…。お父さん連れてくるかもです」
「…。はっ?」
いやいや帰る直前にこいつ何恐ろしい事言っるんだよ。だった。
「先輩はたくさんまたいじめてきましたから」
「いやいや、刺されたくないんだが…」
「なら…。おやすみの…。ハグくらい必須です」
と、言いながら声が小さくなる海夜だった。
「言うの恥ずかしいのなら言わなければいいのに…」
「むー。なんで先輩普通なんですかー、ぼっち、馬鹿ーぼっ…」
とか騒いでいた海夜を引き寄せて…。とりあえず玄関で海夜抱いて…。
「はい、おやすみ」
「…。なかなか…。これいいですね」
と、気がついたら海夜も俺の背中に手を回してきた。あれ?これどこで終わるんだ?と俺は思いつつ…。
「海夜終わり。離れろ」
「…。あと少し」
うん。
玄関で変なことしたら後輩が離れなくなり。
また時間を無駄に使った俺たちだった。
まあ誰かに見られているわけじゃないから…。まだ俺的にはマシだったがな。こんなの外では絶対にできないな。うん。
っか、海夜ってこんな甘えん坊だったか?マジで…。まあ最近甘えまくりの海夜だった。
俺としては…。見ていてかわいいから癒しだし。良いんだがな。
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