第2話 2年生
俺の通っている大学は馬鹿みたいに規模が大きい。
さらに同じ敷地内に付属高校もあるので、学内というのか敷地内か。敷地内はかなり常にザワザワしている感じがある。とにかく人が多いのだ。
そのため通学時も毎日満員電車か。満員のバスになる。
大学内だけでも学生が多いのに高校生と同じ通学時間になると、それはすごい人となる。そんな大学に俺は通っている。
ちなみに大学の周りはとっても平和。というかド田舎である。めっちゃ田舎。びっくりするくらい何もない。だからか土地だけはあるらしく。大学のキャンパスがとにかく広い。高校の土地も入れたら。相当な広さがある。ドームとかで言うと何個分あるのだろうか。ってあのたとえ俺はわかりにくいんだが。みんなあれでわかるのだろうか?ちょっとした謎だな。
ちなみに大学以外は――見える限り。 畑、田んぼ。畑、田んぼ。畑、田んぼ――。田舎だな。
そして大学の門の近くに駅とバス停があるだけ。と、基本畑と田んぼしかない。他はホント何もないところ。住宅も見えないし。最近ではどこにでもありそうなコンビニも大学から見える範囲にはない。なので学内にある売店とかがとっても貴重だったりする。学内の売店が消えたら――ぞっとするな。
1年の頃。入学してすぐは人の多さに慣れるまでが結構大変だったが。
予想はしてきたのだが。実際毎日人混み。となるとなかなかだった。
そしてしばらくして学内での感じ。雰囲気がわかって来ると、まあ普通というのか人がザワザワしているこの空間にも慣れた。
人が多いが俺に関わってくる人がいない。と、わかってくると自然と慣れていったと思う。まあ実際のところは気が付いたらであまりいつ頃から慣れた。とかは覚えてないのだが――。
ちなみに、満員電車やらはまだ慣れない。いやほんと大学に利用する人の数を鉄道会社が理解していないと思う。まあ登下校の時間以外はほとんど利用が無いからかもしれないが。数百人?もっといるか。あの人の量を3両とかの車両だけではきつい。
せめて――あと倍。朝夕だけでも車両を増やしてほしいと思うが……難しいのだろう。そもそも駅のホームがそんなに長くないし。
っか、こちらが使う時間をずらせばなんとかなるなので、ぎゅうぎゅう詰めは。わざわざ選ぶ必要はない。うん。だから慣れてなくても問題ない。と、思っている。
あと何度か触れているがこの大学は学生数が多いからか。かなりザワザワしている講義もある。大講義室みたいな広い部屋だと数百人?レベルで人が居るので……どこもかしこもザワザワ。静かに講義を聞きたい人にはかなり地獄かもしれない。
俺は特にだが……講義はちゃんと聞きたい派なのでいつも広い講義室の時は前の方にいる。前の方のメリットは――先生と近いからか。声が聞きやすいのと90分間眠気に負けない。と、いうのか。集中できる。
にしてもこの大学の大講義室みたいな大きなところになると。ホントザワザワがすごい。金払って大学来ているのになんでこんなにうるさいのか。と、俺はよく思っているが。まあ他人のことは気にしなくていいか。とりあえず出席だけしているという学生が多いように思えるし。
ちなみに大学外でははじめにも触れたように俺は普通に好きなことする。という感じだ。買い物にぶらりと1人で行ったり。ちょっと気分転換に近場に出かけてみたりとか。1人の時間は大切である。まあ今のところ没頭するような趣味がないので、それを探したいな。とか思っていたのだが。気ままにいろいろなことをしたり見たりでもいいかと思い。今の気ままに生活。という感じになった。
そんな感じで今の俺はこの大学で生活をしている。というか1年間してきた。そして2年になった時はまた同じような1年が始まると思っていたが。その予想は2年生が始まって少しした時に外れた。
理由は1人の後輩と出会ってしまったから。というか……あれは俺が気になり声をかけてしまったからか。今思うと俺自身が原因だったな。
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