自主企画「10の質問:答えにくいけど聞いてみたいこと」

自主企画「10の質問:答えにくいけど聞いてみたいこと」

https://kakuyomu.jp/user_events/16816700426242866215



上記の企画に参加してみました。以下からどうぞ。



Q.1:あなたのペンネームは何ですか? よろしければ、そのペンネームにした理由も教えてください。

▼「籠り虚院蝉こもりこいんぜん」と申します。いろいろなペンネームを発案しては使っていましたが、けっきょくどれもしっくり来ず、いまはこれに落ち着いています。もともと自分が執筆していた作品の登場人物の名前で(文字どおり「虚に籠った蝉」として)、6~7万字ほど書いて技術不足で書き進められず、お蔵入りにするのも惜しいと思ったのでペンネームとして採用しました。いつか執筆再開できるように研鑽したいと思います。


Q.2:カクヨム以外にも利用している小説投稿サイトがあれば、そちらに掲載している作品の宣伝をどうぞ。よろしければ、それぞれのサイトの長所・短所も教えてください。

▼小説家になろうを作品保存用として登録しています。カクヨムにはまだ掲載していない作品もあります。また当初籍を置いていたエブリスタに最近登録し直し、『青い魔女の通過儀礼』をアップしています。後者に関してはあくまで在籍時に連載していたその作品のみ置かせていただくかたちで登録しているだけなので、今後そちらで活動することはありません。


Q.3:あなたが物語性のある創作物(小説・戯曲・漫画・アニメなど)を読んだり見たりするとき、それらのジャンルに何か傾向があるなら教えてください。突出して好きな作品があれば、そのタイトルも教えてください。

▼独自の文体や表現方法を通して、既存の価値観をまったく別の角度から捉えたり、あるいは揺さぶりをかけるような作風に引かれる傾向があります。つまりそれは「脱構築」的な意味合いを抱えた作品ということになりますが、もっと簡単に説明すると、まだ自分自身が見たことも聞いたことも意識したこともないような「思いがけない驚き」が含まれているということだと思います。


Q.4:あなたが物語を読んだり見たりするのは主にどんなときですか?

※例:読書するのは通学・通勤中が多い、毎日寝る前にベッドの上で漫画を読んでいる、普段は見ないがまとまった休みのあるときにアニメを一気見する、など。

▼場面場面では電車の中や家の中がありますが、状況からするとおしなべて周囲の人の気にならないとき(≠自分が周囲の目を気にするとき)に本を読んだりします。周囲に人がいないとき、というわけではありません。


Q.5:特定の物語と結びついているあなた個人の思い出があれば、印象深いものを教えてください。

※例:『ハリー・ポッターと賢者の石』を見るとファンタジーに夢中になった幼い頃を思い出す、『涼宮ハルヒの憂鬱』を見ると高校入学時の自己紹介でハルヒの真似をして盛大にすべったことを思い出す、『賢者の孫』を見ると就活で心を病んでいた頃を思い出す、など。

▼江戸川乱歩の『少年探偵団』シリーズを見かけると中学時代によく入り浸っていた図書室の風景を思い出します。もっといろいろあるのですが、無難なところを選びました。


Q.6:昨今、Web小説界隈では異世界転生・チート・ハーレム・追放(ざまぁ)・悪役令嬢・婚約破棄・長文タイトルなどが流行していますが、あなたはこれらの流行・トレンドについてどう思いますか?

※例:異世界転生・チート・ハーレムものは面白いし何を好きになるかは個人の自由なのに世間には批判的な声が多いことが納得できない、追放もの/ざまぁ系は追放する側にもう少しちゃんとした考えがあればもっと楽しく読めるのになぁ、悪役令嬢ものの名作をもっと知りたいからどんどんアニメ化されてほしい、面白い作品でもタイトルが長すぎると話題にしづらい、など。

▼トレンドや流行を逆に遠ざけている読者もいるんじゃないかなと思っています。例えば自分のように作品に対してある程度の謎めいた部分や神秘性があることを好むタイプ(極少数派ではありますが)からすると、多くは説明文のようになりがちな長文タイトルは無邪気で素直すぎる気がします。


Q.7:Web小説における性描写・エロ要素・下ネタについて、あなたはどう思いますか?

※例:釣りだとは分かっているが読んでしまう、R18にならないギリギリを攻めている作品に出合うとその描写の仕方に感心する、エロ要素はキャラクターの間に信頼関係があってこそだと思う、作中に描写があるのは構わないがタイトルやキャッチコピーに直接的な言葉を書かれると人に紹介しづらい、不快だから別のサイトでやってほしい、性は人間の現実だから特に何とも思わない、など。

▼作風や文脈による部分もあるのでなんともいいづらいですが、いたずらに性を揶揄する描写はどんな描かれ方であっても大なり小なり不愉快に感じています。


Q.8:Web小説に限らず、小説を書いたことのある方に質問です。一般的に言って、誰が書いたどんな小説にも長所と短所があるものですが(そして読者のその時々のテンションや先入観によっても作品の評価は変わるものですが)、あなたは自分が書く小説が批判されたり、矛盾や改善点を指摘されたり、作品全体のテーマやメッセージに反論を書かれたりすることをどう思いますか?

例:正直に言えば否定的なことは何も言われたくない、明らかな誤字脱字の指摘は嬉しいがキャラクターの台詞にまでとやかく言われたくない、作品世界の設定について矛盾やミスがあると感じたら遠慮しないで指摘してほしい、作品で扱ったテーマについて読者から違った考え方を聴けることは楽しい、など。

▼たしかに「正直に言えば批判的なことは何も言われたくない」のですが、そう感じる場面は往々にして批判内容の不正確さや読み込み不足の問題があると思います。ひるがえってよい批評というのは、作品をだれよりも知っている作者に対しても新たな発見を促し、作品の深みを増してくれるような鋭い洞察力や豊かな着眼点があります。物語を書く能力と批評を書く能力というのは互いにまったく異なる筋肉を使う行為ですし、その点で得手不得手や技量の不足ももちろんあるので、批判や批評が作者・評者ともに納得のできるものかそうでないかはこの差に左右されてくるのかもしれません。


Q.9:Web小説について、あなたが最も大切だと思うこと、あるいは大切にしたいことは何ですか?

※例:つらい現実を忘れさせてくれる爽快感、ヒリヒリするような臨場感、読者の予想を上回る意外な展開、魅力的なキャラクターとその人間模様、哲学的あるいは社会的なテーマ・教訓・メッセージ、困難・苦悩を明るく乗り越えるユーモア、など。

▼「好きなときに好きなように好きなだけ書ける」という「自分ベース」の作品が書けるということです。じつは商業に乗ってしまったほうがはるかに自分の書きたいことが書けますよ、というならともかく、どんなに青臭かろうと、どんなに奇を衒おうと、商業ベース(≒消費者目線)では蹴られてしまうような作品をウェブ小説なら表現できます。「読みたい作品が書店に無いから自分で書いている」という動機で日々作品を書いている方もきっと多いと思いますし、そこがウェブ小説の強みであり今後も大切にするべきことだと考えています。


Q.10:Web小説に限らず、小説を書いたことのある方、あるいは書くことを考えている方に質問です。あなたは自分が書いた、あるいはこれから書く物語を、どのような人に届けたいですか?

※例:SF好きな人に届けたい、このジャンルを普段読まない人に届けたい、日々の生活に疲れている人に届けたい(元気を出してほしい)、普通の小説に飽きて新たな刺激を求めている人に届けたい、など。

▼自分を含めた未来の読者です。

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