前のエピソード――第三部を読んだ方への回答

単発質問企画

公式連載をされているフィルムアート社さん主催のちょっと面白そうな企画がありましたので参加してみました。

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その物語を一文で表すとどうなる？　みなさん作品の「プレミス」を募集!!

https://kakuyomu.jp/user_events/16816452221275825039

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カクヨム外に応募する公募用作品をほんの少しだけ紹介する気持ちでやってみようと思います。

■ 主人公は誰？

▼片田舎で家族と暮らす女子高生。

■ 主人公は平凡か、非凡か？

▼とりあえずで入った公立進学校の学生という以外、とくに取り柄はない。

■ 冒頭で主人公はどんなシチュエーションにいるか？

▼進路希望調査で調査用紙になにも書けず、将来のことで親とも不仲のなか煮えきらない毎日を送っている。

■ 冒頭での主人公の状態は？

仮病で逃れるように学校を抜け出し、家にも帰りたくない板挟みの状態。

■ 主人公または敵対勢力によって、それはどう変わっていくか？

▼いろいろな人に出会い人の深さを知ることで自身の内面を見つめ直していく。

■ 主人公が置かれたシチュエーションは平凡か、奇抜か？

▼平凡(のなかに思いもしなかった驚きが隠されている)。

■ 主人公の目的は？

▼この人と一緒にいたい。同じ目線で世界を見たい。

■ メインの敵対者は誰？　人物でなければ何と敵対する？

▼敵対者はおらず、敵対するものもなく、目指すところの道には憧れと意志がある。

■ 「普通の世界」にいる主人公が葛藤や対立を体験し始めるのは、どんな災難が起きるからか？

▼挫折を経験した過去があり、たくさんの本とワーゲンバスで旅をしている人に出会ったから。

■ その災難に対する主人公のリアクションは、どんな葛藤と対立を生むか？

▼他人が辿った人生を憧れのままただなぞろうとするのは良くないが、その人のようにはなりたくてどうしたら良いのか考えはじめる。

■ その葛藤と対立はすんなり解決せず、ストーリー全体を通して続く。その理由は？

▼旅をするその人にもまた主人公のように人として変わるべき一面があると気づいたから。

■ このアイデアに説得力はあるか？

▼ある。

■ このアイデアに独自性はあるか？

▼ある。

■ 他の類似したストーリーとの違いは？

▼旅のきっかけが喪失(失恋、失職、親しい人の死など)ではないこと。

■ どうすれば独自性を高められるか？

▼台詞。目を見張るような劇的なドラマ性はなくとも、ささいな発言のひとつひとつによって人の優しさを突きつめる。

■ ストーリーの焦点は？

▼人はどうやって成長していくのか。人が成長するとはどういうことか。

■ ジャンルは？

▼現代ドラマ。

■ 読者層は？

▼できれば進路や就職先に悩んでいる現役の高校生、あるいは挫折を経験してきた大人の方など。

■ 質問への答えを見ながら、プレミスとしてひとつの文にまとめて下さい。

▼高校三年生になり進路を決めかねて親と気まずいまま煮えきらない毎日を送るＡは、ある日学校を抜け出し、のがれるように立ちよった公園の片隅に緑のバスが停まっているのを目にする。興味が湧き近づいてみると子どもたちの人だかり。そこにいたのは本の読み聞かせをする若い女性の姿だった。ひと夏の出会いが人生を変える青春ロードノベル。

追記

近況ノートの画像投稿機能を使ってこの作品の仮タイトルとエピソードを公開してみました。少しでも「読んでみたい」と思った方がいれば幸いです。

https://kakuyomu.jp/users/Cicada_Keats/news/16816452221404800940