黒猫夜行

 ランプを片手に夜道を歩く。

 私は魔女、誰かを呪うより、眠らせることを生業にしている。

 黒魔術は数あれど、それしか習得できず。

 今夜も依頼人の為、その人の待つ村へ向かっている。

 箒では間に合わない。補佐や護衛の為に、使い魔を何匹も連れているから。

 どの子も黒猫、強者揃い。


 それにとても可愛い。

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