第149話 【第四部終了】設定振り返り回

◆◆◆ 第四部終了です。いよいよ設定をコントロールできなくなっている作者の頭の整理も兼ねて、舞台と人物設定を振り返ります ◆◆◆


【舞台設定】

 中世ヨーロッパの「ような」異世界です。あくまで「ような」でございますので、時代考証などはざっくりです。中世と近世、さらに現代のあれこれがごちゃ混ぜ感あって突っ込みどころは満点ですが、「ファンタジーですからっ!」とごまかす作者です。

 

【この物語の「聖女」は】

 「教会」は、西教会と東教会に分かれています。そのうち西教会にだけ存在する神聖魔法使いを「聖女」と呼んでいます。その頂点はロッテの姉レイモンド。

 東教会には神聖魔法使い育成システムがないので、聖女はおりません。第四部でロッテが駆け回るバイエルン東部は東教会のテリトリー。ロッテは西教会では異端とされましたが、「聖女」を知らぬこの地域の人々はロッテを「聖女」として素直に受け入れ、敬愛するのです。


【魔獣と妖魔】

 この物語では、以下のように呼び分けています。紛らわしくてすみません。

「魔獣」 姿は獣だが知性高く、高位になると魔法まで使うスーパーもふもふ。

「獣人」 魔獣と人間の混血、またはリザードマンのように一族すべてが魔獣と人間の中間的性質を持つものたち。

「妖魔」 いわゆるモンスター。魔獣と違って仲良くはなれません。

「害獣」 いわゆる普通の野獣。 猪、熊、狼など……


【お国紹介】

◆ロワール王国

 中世フランスに似ていますが、あくまでフランスではありませんw ロッテの故国です。ロッテを追放しただけでなく命まで狙っていた国。現在第一王子派と第二王子派が絶賛王太子の座を狙って抗争中。三~四部ではこの国にまつわるイベントは登場しませんでした。

◆バイエルン王国

 ロワール王国の北東に位置する「森の国」。中世ドイツに似ていますが、あくまでドイツではありませんのでw 

 後継者が第一王子に定まっているはずですが、納得いかない第二王子派がなにかと暗躍しています。第四部でロッテは飛んでくる火の粉を払っているつもりだったのですが、いつのまにか第一王子に与していろいろやらかし、彼の立場を確実なものにしてしまいます。

 通貨は マルク。概ね1マルクを1万円ととらえていただければと。

◆アルテラ帝国

 バイエルン東に国境を接する騎馬民族の国。ハンガリーをイメージして頂ければよろしいかと。好戦的な武断の国で、騎兵は大陸最強。しょっちゅうバイエルン東部を荒らしに侵入してきますが、ロッテに再三撃退されています。

 第五部では、わざわざロッテがアルテラへ旅に出かける予定です。


【人物紹介】

◆シャルロット⇒シャルロッテ・フォン・ハイデルベルグ(ロッテ) 十七歳

 主人公。ロワールではリモージュ伯爵家の次女にして、もと聖女。第一話で聖女をクビ、伯爵家から追放、第二王子との婚約破棄と、この手の追放モノにありがちな袋叩き状態をすべて経験w なぜかバイエルンではマーレ嬢との縁から始まり、いつしか侯爵令嬢兼王室直轄領総督にジャンプアップ。ただし本人は、田舎でのスローライフがご希望なので、かなり不本意な模様。

 生まれながらに魔獣と念話を交わすことができます。彼女の持つ規格外量の魔力は聖女の申請魔法にはむしろ障害になるものですが、魔獣や獣人の傷を癒し、その戦闘能力を数倍に高めるという、チートではありますが実に使いづらい能力。

 ロングの黒髪にこげ茶の瞳で「神秘的美少女」ではありますが、超絶美人の姉がいるため「地味美少女」の地位に。体型はスレンダー……ようは貧〇。性格は天然系で明るいのですが、流されやすくて、実によく泣きます。恋愛についてはうぶで純情で、自分への好意に対し極めて鈍感。

 なお、やたらとトラブルを引き寄せる体質ありww


◆クレール ⇒ クララ 二十歳

 ロッテの侍女にして、魔狼とのハーフ獣人。ロッテにどこまでも従うと宣言する、純粋で強靭な精神を持つ娘です。灰色の髪に翡翠色の瞳。クールビューティー系美少女です。狼に変身する能力を持ち、やたらと戦闘能力高いです。

 ロッテの為なら命でも捨てる忠実な侍女です。最大のご褒美はご主人様との「大人のキス」なのですが、第四部で愛するオトコができてしまいました。素直にそっちに収まるのか、両刀使いで行くのかw 気になるところです。

◆ヴィクトル 年齢不詳

 獣人ではなく、魔獣。次期族長の地位を捨て、惚れた鈍感天然聖女の旅に同行しています。ようやく好意を認めてもらえるも、恋愛奥手のロッテとの距離は、なかなか縮まりません。ロッテも憎からず思っているはずなのですが、想いが報われる日は、いったい来るのでしょうか?

 高位魔獣なので、人化の業が使えます。変化するとメッシュ入り金髪に金の瞳を持つ、超絶美青年。稀代の魔剣グルヴェイグを振るう優秀な剣士に成長するのですが、クララからは「優秀な荷物持ち」扱い。

◆カミル 十一歳

 火竜とのハーフ獣人。燃える赤毛と茶色の瞳のショタ美少年から、急速に成長中。命の恩人でもあるロッテへの想いが最近チラチラと顔を出すようになってきていますが、彼女の気持ちを優先してヴィクトルに譲っている、実は優しい子です。

 火竜に変化できるので、実は戦闘能力は最強。ただ何でも焼いてしまうので使いどころが難しく、活躍の場は限定。第四部ではようやく出番、王都ギルドを壊滅させる大被害をもたらしました。

◆ビアンカ 十三歳

 サーベルタイガーとのハーフ獣人。えっちな奴隷として売られる途中でロッテに救われ、彼女を姉として慕うようになります。亜麻色の髪とエメラルド色の瞳をもつ、ほんわか系美少女。貧〇軍団であるロッテ一行の中で、唯一立派な胸部装甲をお持ちで、さらに強化中。極端に走る傾向にあるキャラクター達の中で、最大の常識人。

 登場当時は自分の想いを押し殺す傾向がありましたが、だんだんロッテの影響で明るく。母への想いを強く秘め、第五部では彼女の願いを叶えるため、アルテラへ虎探しの旅をすることになる一行です。


◆アマーリエ・フォン・ハイデルベルグ(マーレ) 二十歳

 ハイデルベルグ侯爵の次女。紅茶色の髪に切れ長の青い眼、長身に騎士のいで立ちを颯爽とまとう「男装の麗人」。王太子直属騎士です。ロッテと意気投合し、あっという間に親友ポジションに。彼女との縁でロッテが王都ハイデルベルグ家に招かれ、やがて養女になりました。

 すぐロッテを窒息するまで抱き締める癖があるのが欠点でしょうか。

◆クリストフ・フォン・ハイデルベルグ

 ハイデルベルグ侯爵家当主。財務大臣でしたが、ロッテのやらかしをフルに政治利用することで、宰相のポジションを手に入れます。常に黒いアイデアを胸に抱いている方ですが、ロッテに対しては(利用しますが)愛情にあふれている……ような?

◆カタリーナ・フォン・ハイデルベルグ

 侯爵家の奥様。一目でロッテを気に入って、ああでもないこうでもないと世話を焼きまくります。もちろん黒い旦那様と同じく、ロッテを徹底的に社交面で利用するのですが、基本はいい人。

◆ハインリヒ・フォン・ハイデルベルグ

 侯爵家嫡男で、官僚。どうも「お兄様」キャラを演じたい人らしく、マーレにもロッテにも優しいお兄様愛を振りまきます。だけど、とっても優秀な人なのですよ?


◆コルネリウス・フォン・ローゼンハイム

 ローゼンハイム伯爵家当主にして、将軍職。娘ティアナの石化を解呪したロッテに感動し、騎士の誓いを捧げてしまいます。

◆ティアナ・フォン・ローゼンハイム

 ローゼンハイム伯爵家の一人娘。陰謀で石化させられていましたが、ロッテの解呪で復活。復活後は親友ポジションの一角を占め、社交で黒い大活躍をします。

◆クラウス・フォン・リートリンゲン

 ティアナの婚約者。石化されたティアナを救ったロッテに騎士の誓いを捧げます。


◆アルノルト

 ヴァイツ村にある軍事基地所属の会計監でしたが、ロッテとの会話から基地司令官の悪事に気付いたのが運の尽き、危ない橋を渡った末に囚われて死にかけます。ロッテ達に救われましたが、クララに看病プレイをされているうちにそっちに囚われてしまいました。尻に敷かれる未来図しか思い浮かびませんね。

◆エグモント

 軍事拠点ヴァイツの副司令官。ロッテと共闘してアルテラを退けますが、おかしな司令官に家族を人質として押さえ付けられ、不遇でした。ロッテが拾う格好になってしまいましたが、今後活躍してくれます……よね?

◆ダニエル

 アルノルトと同じくヴァイツ基地所属の士官で親友。


◆ルートヴィヒ

 バイエルンの第一王子にして王太子。第四部では最後にちょっとでてきたのみですね。何やら姫騎士マーレとあやしい雰囲気を醸し出していますが……

◆マルクス

 バイエルンの第二王子。中二病が高じ、冒険者の真似事をしていましたが、取り巻きが悪事で自爆。田舎に蟄居が決定です。


◆グルヴェイグ 年齢という概念無し

 女神の名を冠した魔剣に宿る魂。持ち主と認めた者以外が剣を手にすると、その身を焼くという激しいヤツです。ヴィクトルを主と認め、その想い人ロッテも結構気に入っている様子。最近は二人の進展しなさをからかうのがルーティンになりつつあります。


【第三部までの主要人物 第四部出番なし】

◆レイモンド・ド・リモージュ 十九歳

 主人公の愛する「姉様」。リモージュ伯爵家の長女にして首席聖女、かつ第一王子フランソワの婚約者。色濃い金髪にラピスラズリの瞳、派手系超絶美人。ロッテと違って、お胸も豊か。聖女としての能力は王国内でダントツ、他の追随を許しません。すべてを持って生まれてきた系のスーパー聖女ですが、妹が何より大好き、すべてに優先して甘やかします。

 第三部第四部は出番なし。さて、今後はいかがでしょう?

◆フランソワ 二十三歳 

 ロワール国第一王子。

◆アルフォンス 二十歳

 ロワール国第二王子。ロッテとの婚約を不本意ながら破棄した人。第四部ではロッテが思い出すことも少なくなって……このままフェードアウト?

◆セドリック・ド・ベルフォール 

 辺境伯。第二部でロッテに肩入れしたために、美味しい出世をした渋いおじ様。

◆モルトー子爵

 第二部悪役の辺境領主。ロッテを裏切るもあっさり敗退。領地も職位も失います。

◆お父ちゃん、リディ

 第二部でロッテに協力したリザードマン父娘。


【作者のつぶやき】

 第四部、いかがでしたでしょうか。女主人公ファンタジーというあまりウケないジャンルですが、継続して読んでくださる方がいらっしゃるおかげで、隔日更新を続ける意欲が維持できております。

 当初作者が考えたプロットとまったく違う方向に話が展開してしまっておりますがw 今後も暖かく見守っていただけると幸いです。第五部はアルテラ編です。

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