第3話 GUN=GNIL
デスクの上に、ゴトッと重火器が置かれた。
「反重力反応銃
「もちろん、ただとは言わないわ。報酬は100万ギャラクシー、あなたの娘さんの治療費には十分な額だと思うけど」
娘は
「娘を救うために少女殺しをしろということか。それで……この娘はどこに落下した?」
「太陽系第三惑星」
「地球か……。棄てられた星。あんなところに何か用事でもあるのか?」
「それはわからないわ、それより……
地球はすでに環境破壊が進み、乾燥した大地が広がるだけの
あんな
「わかった、この仕事受けよう。それにしても……こいつ人型か、あまり気分のいい仕事じゃないんで、前金に50%を振り込んでくれるか?」
「OKよ、残りはミッション完了後ということで。地球への
差し出されたカードを受け取ろうと腰を上げたところで膝がぶつかり、デスク一面がコーヒー色に染まった。
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