実験2と結果2
実験2
栽培されたマンドラゴラを一度引き抜き、他の株と密接させた状態で再び地中に植え替える方法を取ることにした。また、対照実験として密接させない一株だけの植え替えも行った。
今回は人為的に密接させる関係上どうしても空洞が出来るため土中での発声は可能と仮定し、騒音計を用いた。
※1 引き抜きと植え替えにはコツがいるため、作業は農業従事者が行った。
※2 この実験を行う前に協力頂いた農業従事者からやんわりと止められた。実行の意思を伝えたところ、離れている測定者も業務用耳栓を必ず装着することを条件に了承頂いた。理由は結果2をご覧頂きたい。
図3 実験の流れの簡単な図示 マンドラゴラと測定者の距離も記載
結果2
表1
表1は騒音計にて表示された数値を記録したグラフである。
農業従事者によると採取後すぐに土中に植え替えればマンドラゴラはしばらくの間鳴き続けるという。対照実験の一株のみの場合は破線であり、植え替え直後に急上昇し、およそ15分後に騒音計の数値は急下降していった。
実験2における結果は実線グラフである。植え替え直後は破線と重なるが、15分を経過しても数値に大幅な下降はなく、測定者が体調不良を訴えるまでのおよそ1時間、グラフは細かく蛇行を続けている。
なおこの実験の間地中レーダーを用いたところ、どちらも根が動く様が観測され、一株のみは15分後を境に徐々に動きが観測されなくなった。
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