実験1と結果1

※今回の研究に用いるマンドラゴラは、全てナス科マンドラゴラ属の秋咲きの種(Mandragora. autumnalis)である。


実験1

 同種とコミュニケーションを取るためには地中にいながら発声ができるのかどうかを考えなければならない。地中にて音が伝わるには空洞が必要だ。そこで地中レーダーを用いて土中のマンドラゴラの根の状態を調べることにした。


※図1参照。マンドラゴラ農業従事者の畑を使用。



結果1

 図2


 結果は図2の通りである。

 まず、種子から発芽して栽培されているマンドラゴラの根の周囲に空洞は見られない。また、マンドラゴラ同士は一定の間隔を空けて植えられており、その根が他のマンドラゴラの根に交わることもない。すなわち、地中にてマンドラゴラが他株に対し音声による伝達は不可能と考えられる。

 ここで一つの仮説が挙げられる。離れているからコミュニケーションが取れないのではないか、ということだ。

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