2#‥追跡〜野宿〜
ここは、ジャズの街から、南西の方角に位置する、マインの森。
リッツはしばらく歩いていたが、陽が沈んできた為、野宿する事にした。
あれからリッツは、色々と悩んでいたが、自分を助けてくれた男性に会う為、荷物をまとめ旅に出たのだ。
「思い込みだけで、家を出て来ちゃったけど……。ハァ、あの人の目的も分かってないのに、そう簡単に見つからないよなぁ」
そう言いながらテントを張ると、マキになりそうな枝を集め魔法で火をつけた。
因みにリッツは、火属性の魔導師である。
リッツは、持って来た鍋に、途中でくんで来た水を入れ、火にかけた。
そして沸騰した所に、途中で調達した食材になりそうな、獣の肉と野菜を入れ、更に煮込んだ。
その後、煮えるとリッツは、器に盛り食べた。
「はぁ……今頃あの人も、何か食べてるのかなぁ」
そうこう、色々と考えながら食べ終え片付けがすむと、テントに入り荷物の整理を始めた。
リッツがテントの中で、もの思いに更けているうちに、夜中になってしまった。
そして辺りは暗く、月明かりで、微かに見える程度だ。
リッツは寝袋に入り、寝ようとしていた。
「ふぁ〜。流石に眠い……とりあえず明日、会った場所に行き、もういないとは思うけど、そこから、足どりを追おう」
しばらくして、リッツは眠りについた。
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