六日


          秋が好きな僕の思い出に残ることをする。


     あの子に告白する。 『ありがとう』って言ってくれるかな?


      言わなくても心から感謝してくれるに違いない!


と、勝手に思い込んでる僕に予想もつかない事が起こる。




  いつもどこに行っても偶然 目が合う僕たち。 なんで...? 

           

           愛してるに違いない! 


    思い込みがエスカレートして、ある事件が起こる。



人混みの街、を上から眺める事が僕は好き。 

   

            展望台から撮る。

    展望台の下は人が蟻のように列を作って歩いている。


遠距離に山と夕日があらわになった所をカメラのスコープでゆっくりと拡大して

             慎重に撮る僕。 


      美味しい景色にまろやかな空気を吸って、吐く... 


     贅沢な僕の時間をつぶした!のは、うるさい鳥の鳴き声。


僕は油断して、首に紐を付けてなかったカメラが手からすべって、下に落ちていく。


           大勢の人に被害が及ぶ。 

  そのとき僕は、たった一つのカメラを失くした苛立ちと葛藤してた。



 「何か上から凄いスピードで落ちて来る!」

        と誰かが大声で叫んだ事がきっかけで、

             

                その場は大騒ぎ!

 

          女の子が大きな怪我を負った。


救急車とパトカーがすぐさまやってきて、

   怪我人を治療する方達、事故の調査をする方々が動き出す。


             僕は、事情徴収されることに

     人相の悪い警官が愚痴を言いながら、パトカーに押し込む。



乗ってる最中にも、

『お前がこんなことをしなければ、俺たちはのんびりとしていられたのに!』

と、怒鳴られた。


     警官も良い人ばかりじゃないんだなって思い知らされた。



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