第85話.悪魔のダンジョン11
(#◎皿◎´)話が飛んだ!
(´・ω・`)…。(どこかに連載されてます。)そのうち。
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ショゴスの間で一杯に成った台車を押し。
孵化室へと向かう。
入り口で
ショゴス用の孵化室は床全体が紋章で光って明るい。
新しいワゴンを押し込むと一番古いワゴンが押し出される。
金網の中は生まれたばかりの
キイキイ
牛ちち用の孵化室の前を通り過ぎる。
多頭過密飼が翔ちゃんの世界の畜産近代化だとは知っているが。
ココも手狭に成りつつある…。
悪魔牧場経営にはもっと大きな
それと、資金。
翔ちゃんの世界の農業ゲームでは金が物を言う。
「ご領主様?。」
加工室の前で
「ああ、一通り巡回していた、で、まあ。ワゴンが一杯に成って居たのでな。」
「それは申し訳ございませんでした。」
俺の手からワゴンが離れ
蒸気が漏れる。
「いや…。随分と回転が速く成って居る様子だな。」
「はい、それは確かに。」
ショゴス達の断末魔が聞こえるが、扉が閉まる頃には聞こえなくなる。
簡単な挨拶をして材料投入口を離れる。
隣の加工室では包丁を持った信者達が茹でショゴスを解体してハムと
トロ箱に広げ塩を振っている。
乾燥室もある。
一部は最終加工場に運ばれる。(燻煙は流石にダンジョンの外。)
翔ちゃんの世界でよく見るベルトコンベヤー食品加工工場だ。(但し、作業員は目出し三角頭巾。)
ショゴスの加工は終わりなので人工変性室に向かう。
この部屋は入れないので監視点検窓から覗く。
分厚いガラスブロックの向こうには…。
床の光る紋章に照らし出される台車に乗った大きな卵たち。
牛ちちが産んだ卵だ。
レッサーデーモンの卵を魔石に加工している。
この魔法の影響化内部では人体に危険だ。
悪魔にも。
茹でた卵は孵化しない。
レッサー悪魔の命を使った魔石だ。
この魔石は何度でも魔力を充填できる。
このダンジョン上層階に作った魔力充填室は稼働している。
ダンジョン内の悪魔魔力を変換して一晩の魔力チャージで満タンだ。
しかし、需要はうなぎのぼりだ。
魔力充電電池としての運用の手軽さで産業機械や農機の動力に引っ張りだこ…。
メスガキが産んだ
第一世代がやや優程度だ。
ショゴスの卵は低性能であった。
卵は母体の性能に左右される様子だ。
種族のMP基本値が影響しているのだろう。
ならば、量産性を加味するなら第二世代卵一択だ。
悪魔の精が人型なら人型を産む確率が高い。
触手の精だと触手の卵を産む事例が多い。
今の所、人型の牡が生まれる例が無いのが不思議だが、何らかの理由が有るのだろう。
例えば…。
母体より強い悪魔の精でないとオスは生まれないとか…。
数で圧倒するレッサーデーモンの戦略なら考えられる。
魔王のダンジョンで強い母体を探そう。
魔王を捕獲できればその卵は最高の魔石に成るだろう。
ダンジョンの出口へ向かう。
最終加工場に向かうワゴンの列を追い越す。
珍味でここの名代だ。
買っている冒険者達はこの干し肉が何からできているのか知らないのだ。
味も良く安いので非常に売れ行きは良い。
「生産が追い付かなくなりそうだな…。まあ良い。魔王のダンジョンが攻略できれば
もっと強力な悪魔のメスを捕獲できるだろう…。
居る事は判っている。
準備はしておこう。
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