第23話14.オットー兵団1

(´・ω・`)ふう…。(戦争…。)コレ来ます。

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「「「「「ヒャッハーーーーー!!」」」」


目の前に整列したモヒカン・ヘルムに肩パッド(トゲ付き)兵団の魔力が発動した。

「諸君らは紳士である!おっぴいた娘っ子に手を出すのは禁止だ!」

「「えー、」」「そんなー」「ひでぇ。」

途端にやる気が下がるモヒカン達。

あのスクロールヒャッハーの発動時間は非常に短い。

極力魔力消費を抑えた為だ。

欲張りセットで精神高揚と身体強化に強化治癒に小治療…。

ただし、魔法発動は重ね掛けができる様にしてある。

カールとジョンに”やるな”と言っても、”ウェーィ”しまくっていたので諦めて重ね掛けできるように設計した。

さらに、”オブツは消毒だ”で魔法の発動順序が変わるので治癒と治療が優先される仕組みだ。

今回の強化魔法スクロールヒャッハーは新設計だ。

発動キーワードは悩んだが、兵に支給する鎧もヘルムも先の戦争のゴミなので、手っ取り早く小改造で見分けが付くようにモヒカン・ヘルムに改造した。

なので、”モヒカン”は”ヒャッハー!”これ、翔ちゃんの世界の常識。

しかし、設計者の想った通りに使われないのが世の常だ。

無論安全装置は付けてある。

その関係でやる気が無くなると直ぐに状態はキャンセルされる。

「おいおい、誰かの手垢が付いた女で良いのか?」

「いや、」「まあそうですが…。」「孕んでなければ良いです。」

ぼやくモヒカン達。

「嫁さんは大事にしてやれ…。」

そうだ、女性は大事にするのだ…。

これから恐怖と暴力で尊厳を踏み躙り、かっ攫う算段だ。

素早く効率よく…。

だから、ヒャッハー紳士である必要があるのだ。

「いえ…。そもそも、無理やり連れてきた娘を嫁にするのは…。」

モヒカン一人が手を挙げる。

心配事は理解できる。

「心配するな…。夫婦仲の良くなる魔法を知っている…。」

まあ、こんなこともあろうかと”汎用決戦兵器:奥さん大喜び紋章”を大量に刷ってきた。

捕縛して紋章を転写するだけでどんなツンツンさんもデレデレに…。

だが、ただ捕まえるダケではモヒカンもやる気も出ないだろう。

「諸君らは紳士なので捕縛した女性に対して淑女の様に対応しなければならない、しかし、敵の軍属や女の兵は自由にしてよい。」

女兵士は捕まったら、くっコ口。

これ、異世界の常識。

戦場に赴く女はその覚悟がある。

嘗て俺がクッコ口した女騎士二名は元気にしているだろうか?

それより、更に強化した女騎士専用紋章、通称”らめぇ!DX”を大量に刷ってきた…。

「それなら…。」「いや、武器持ったのを捕まえるのは…。」「反撃されるのでは?」

「手に負えないなら、殺してから捕縛して復活させろ、死体の状態で捕縛して復活させれば大丈夫だ。お楽しみの順番を間違えるな。」

先にコ口して、くっコ口だ。

もう既に一回死コ口んだ後なら文句クッコ口も言わせないだろう。

「え…。」「いや…。」「それは…。し…。」

揺れるモヒカン…。

ざわ・・。ざわ・・。

モヒカン達に嫌毛が広がる…。

俺は何か順番を間違えたか?

「とにかく、女は兵や軍属も可能な限り捕縛すること。」

おそらく高確率で貴族別嬪さんだ、高等教育を受け特殊な技能を持った者も居るだろう。

調子に乗って、通称”らめぇ!DX”を一個師団分刷ってしまったのだ!(一万二千人分)

全員風呂に沈めてやる!!(物理)

「ヒ「「ヒャッハ~。」」ヒャッハぁ」

やる気のない返事だ。

なんだ、左舷ヒャッハー弱いよ!

「諸君らに配布した片方の魔法の収納カバン(肩掛け)は何も入っていない。空だ、諸君らは略奪した金目の物を自由にして良い。特に帝国通貨をガッポリ略奪してこい。」

ガッポリな!

「「良いんですかい」」

どうせ、帝国通貨は王国では使えない。

国王が使わさせない。

だが、俺の領地なら限定的に通貨をコントロールする方法は在る。

「ああ、諸君らのポケットだ自由に詰めろ。しかし、入らない物と魔法の道具は俺の物だ…。使用法の分らない道具でケガしても笑われるだけだぞ。」

翔ちゃんの世界でも青い狸型ロボットの出す便利道具で調子に乗って痛い目に合うのだ…。

この世界でも知らない魔法の道具で使い方を間違って痛い目に会う小話は在る。

「そりゃそうですが…。」

「無論、見つけたヤツには謝礼を出す…。物かもしれんし、権利かもしれん。」

「権利…。」「物…。」「なんだ…。」

「捕まえたマブい娘っ子は集団で管理する…。そして戻ってから振り分ける。」

諸君らにオ一プナーを買う権利を授けよう。

「え…。」「ご領主さま独り占めですか…。」「ひでぇ」

「いや…。政治的に重要な人物がいるかもしれん…。間違うと後が面倒だ。」

捕縛した者に友好的な貴族の類縁者が居るかもしれないからな。

「「はあ?」」

あと…。目標。

俺が必ずこの手で始末する。

「だが安心しろ。一人でも多くのマブイちゃんねーをおっぴく事ができれば、何人も嫁が持てるぞ!!」

「それだと…。」「俺達は嫁を選べないんじゃあ…。」「なあ…。」

ざわ・・。ざわ・・。し始めるモヒカン達。

コレは解りやすく説明したほうが良いだろう。

息を吸い込み大声で叫ぶ。

「良いか野郎ヒャッハー共!女も家具も食い物もお宝は全部馬車に詰めろ!お前らの取り分は自分で使う道具以外は金だけを盗れ!鞄に全て詰めろ!!」

「「「ヒャッハーーーーー!!」」」

「帰って来たらその金で!略奪した…。手にした物は買ってやる!馬車に積んだ物資を売ってやる!!帝国で全て略奪しろ、好きなだけポケットに入れろ!」

「「「「「ヒャッハーーーーー!!」」」オブツは消毒だー!」」

「女もだ!最後に女を並べて売ってやる!好きなのを選べ、別嬪さん並べてやる!その為に買う金を盗ってこい!!」

そうだ、翔ちゃんの世界のイベントだ。


生きのこったら、皆で花嫁オークションだ!!



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(#◎皿◎´)力リブの海賊…?

(´・ω・`)…。(諸君、歴史だ!!)

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