第10話2.入植者1

故郷から戻ったが、王都フラン邸でゆっくりもしていられない。

地方での入植者募集は順調だ…。

特に北の炭鉱の町では邪教の信者達の反応が良かった…。

理由は北の炭鉱の町の人口増加だ。

邪教の学校秘密工場で技能を学んだ生徒達が大量に社会に出る頃だ。

恐らく教会が主導する開拓団が編成されるだろう…。

俺の領地に邪教の集団が増える事を意味する。

頭が痛い…。

王都の下町に事務所を構えた。

書類仕事の為だ。

王都で普通の開拓団の募集を掛けなければ成らない。(切実)

周辺領主への挨拶の手紙や、必要な物資を領地持ちの貴族から買い集める約束を取り付けるのだ。

幸い、昨今の穀物余りで良い条件で契約が進んでいる。

恐らく、数年は穀物が栽培出来ない事を念頭に置いた先物買いだ。

開拓には鋸、斧の類も必要だ。

軍の払い下げ品で賄う心算だ…。

主計に手管が在るのは心強い。

残りはマイト先輩の工房経由で鍛冶屋ギルドにお願いしている。

特殊な工具ぼくのかんがえた謎の道具類は北の炭鉱の町で墳墓教会の工廠金さんの秘密工場が量産している。

エンリケの店ビゴーニュには雑貨と被服、毛布やテント。

必要な物は数限りない。

主要な町のギルドや各領主に北の炭鉱の町まで手紙を出して募集している。

各村は避難民を抱えているので集まりは良いハズだ…。

少なくとも、王都の下町の住民難民達には良い印象を与えている。

その為、開拓団の参加者の世帯数総数が未だ決まっていないのだ。

手ぶらでやってくる様な独身開拓者に道具とテント、馬車を用意しないと…。

その為、集める資材も膨大で、総数が未だ把握できない状態だ…。


王都に借りた執務室で書類を眺める…。

扱う数字が膨大だ…。

王国全土から物資と人員を集めるのだ…。

「早急に…。何処かに配送センターを作る必要がある。」

天井を見上げる…。

執務室に窓は無い、元々、王都に使途墳墓教会邪教の建物が在ったので一部を利用三階を賃貸している。

移動コストを計算して適切な位置に異世界コンビニ配送センターか密林倉庫が必要なのだ。

なお…、配送馬車トラックは橇が大量に余っているので安く買い叩いた。

もう冬は来ない、軍の放出品だ。

現在、改造中で|ロバや牛で引っ張る簡易馬車に転用する。(馬車職人の朝は早い…。)


メモ書きに今後の修正数字を計算していると、ダァー☆がノックされた。

「なんだ?」

「スパスです。旦那様にお会いしたいと…。女がみえています。お会いに成りますか?」

随分と冷たい言い方だ。

今日は誰とも約束していない…。

しかし、方々に募集の知らせは出した。

応募する人も居るだろう…。

只の冷やかしか、未だ迷っているのかもしれない。

正直書類仕事にも飽きた。

「解った通せ。」

「はい、どうぞ。」

ダァー☆が開くと…。

紅い眼の猟師が来る。

驚いた…21番だ。

「に、久しぶりだな…。クーリョ。」

嘗ての白銀の髪は随分と艶が失われている…。

幼い男の子を連れて…、随分と痩せてみすぼらしい。

「教授、覚えてた…。」

「俺は教え子は忘れんよ…。」

正直、番号の方が先に出た、未だ少女の頃だった面影は在る…。

アレだ…。誰だっけ?39番の赤毛のお下げと仲の良かった子だ。(ペルーラです)

概ね、元気そうだ…。(小ムネ…。)

少々痩せて薄汚れているが、この王都にはもっと汚れたヤツも居る…。

俺の領地には早急に大衆浴場を作ろう。

「教授…。こんな事を頼むのは…。私を雇って下さい。」

「ソレは構わん、旦那はどうした?」

風の噂では故郷で結婚したハズだ。

「故郷は冬を乗り切れなかった…。棄民になった。病で死んでしまった。」

未亡人か…。

珍しい話ではない。

「そうか…。ソレは惜しい事だ…。猟師なら歓迎だ。」

若い猟師の夫婦なら大歓迎だったのだが…。

「いや、猟師はだめ…。この子から離れたくない。それ以外なら何でもする。この子に教育魔法を与えてほしい。」

つないだ手に力が入っている様子だ…。

子供が不思議そうな顔でクーリョを見ている。

困ったな、猟師が不人気職だ。(´・ω・`)…。(全く不思議だ…。)

「スパス、何か手が足りないところは在るか?」

メイド服が板に付いたスパスが答える。

「全ての手が足りません。(棒)」

だろうな…。

「クーリョ。住処は何処だ。」

首を振る白毛の紅眼。

宿なしシノレバー仮面

つまり…、彼女未亡人は追い詰められている…。

「俺の領地の屋敷で下働きなら使ってやろう…。だが、未だ形すら出来て居ない。ソレまでココに住め。」

一往この事務所には従者控室と仮眠室もある…。

風呂なし、トイレ共同物件、宗教付きだ。

「はい…。ありがとうございます。」

「俺の町(未だ無い)の教会(邪教)が学校を建築することに成っている、だが未だ計画だ、俺が住む屋敷すらない。幸い教会ココの建物で三日に一回ほど寺子屋をやっている。通え。」

「はい…。あの、教授、子供を抜きで話をしたい。」

「ああ、わかった、スパスすまんがその子に何か食べさせてやってくれ…。軟らかい物だ。下の教会の者に古着を分けてもらえ。」

「はい。ぼうや…こっちへ。」

迷ったぼうずは、母の頷きを確認すると…。

スパスの手を握った。

子供が出ていくと…。

母が泣き出した。

「クーリョ、辛かったかもしれんが…。」

「教授…。あの子を将来、魔法学園に通わせたい…。」

言いたいことは判った、今の魔法学園は魔力の無い者でも魔法が使える様な授業を確立した。

誰でも魔法使いになれる…。(力業)

「ソレはあの子供に素質が有れば可能だ、魔法学園の門は広い。」

その為、昨今は学費が無料で無くなった…。

無論、素質が在れば学園が金を出す特待生制度はある。

それ以外でも、領主や教授の推薦状による、学費の減免や国軍による学費の奨学金(紐付き)はある。

「あの子が魔法使いに成るまで…。学園を出るまでわたしが帰る所故郷に成らないと…。」

「そうか…。あの子供には教育を約束しよう…。だが魔法使いに成るかはあの子が決める事だ。」

「はい…。」

「前にも話したかもしれんが…。魔法は手段でしかない。汎人の目的を果たす…、教育はその選択肢を増やす為にある。」

「聞いたかも…。」

良かった、俺の教育は間違ってなかった…。

俺の生徒は正しく育っている。

「クーリョ、お前とあの子は俺が守ろう…。だが、俺の為に働いて貰うぞ。」(ニチャァ)

魔法猟師ゲットだぜ!!

「はい…。覚悟は出来てます…。」

クーリョは泣き止み覚悟した顔で…。

いきなり服を脱ぎ始めた!(ハッ)

「おい…。クーリョさんなにをしている?」

「昔、マルカや…、ジェーン。ベスタさんに聞いた…。教授は未亡人が大好きで対価に身体を求めると。」

「そんなことはないはずだー(棒)」

いや、俺そんなことしていない。(してます。)

「すごくいいと…。何回でもしてきて…。何人でも抱けるとも…。」

顔が紅くなるクーリョ。

いったい学園で何を学んできたんだー。(耳年増)

「夫以外は初めて、こんな(痩せた)身体で良いなら…。」

全てを脱ぎ去ったクーリョは…。

あばらが浮いて、痩せこけた肢体だった。

くそっ!俺の生徒なのになんて身体だ…。

「大丈夫だ、クーリョ、食べれば元に戻る。」

俺の配下の者には毎日、肉入りの粥を食べさせてやるのが目標だ。

「はい、わたしはこの身体位しか差し上げる物がない。」

「いや、別に。俺の為に働けば良いだけだぞ(棒)」

「教授は対価の払った約束は必ず守る…。」

俺は約束は違わない。

「教授、おねがい。あの子を助けて。一人前に成るまで。わたしの元を去る時まででよい。わたしを差し出す。」

全裸土下座する母。

母の想いは強いのだ…。

「解った、約束しよう。面てをあげよ。」

手を差し出す。

「教授…。ありがとうございます。ご迷惑はかけない。」

いや…。もう既に面倒ごとだぞ?

「仕方がない、生徒の為だ。」

「では…。おねがい。」

「おい!」

全裸の未亡人が飛び込んできた!


レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレ口レ口レ口ウッ!レロレロレロレロレロレロレロレロレロ大きいレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ仲は嫌!レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ嫌!ウッ!レロレロ嫌ーー!レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロヒッ!レロレロレロレロレロレロレロレロザクレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ…。


俺が、レロ×∞のぐちょ×2でアヘ×2にした…。

意識の無く成った元生徒クーリョの安らかな寝顔を見る…。

「ふう、俺って最低だ…。」



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(´・ω・`)…。(いきなりNTR…。)

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