「おはよ！」

「おはよう」

「今日は『冥王星の日』だよ！」

「冥王星が見つかったのか」

「みたいだよ？　1930年だって」

「冥王星って言えば、惑星じゃなかったってやつだよな」

「水金地火木土天海までになったんだよね」

「準惑星だったんだよな。よく違いは分からないけど」

「あとは、『嫌煙運動の日』でもあるみたい」

「タバコか？」

「その運動をしてる団体が作られた日なんだって」

「歩きたばこの人とかも見なくなったよな」

「ここらへんだと見ないよね」

「小さいときはもうすこし緩かった気もするんだけど」

「でも、私達吸わないじゃん」

「まあ、そうだね」

「副流煙って結構毒あるんでしょ？　吸ってない人が近く通らないのはいいんじゃない？」

「副流煙が、主流煙の何倍の毒があるって教科書に書いてあったけど、副流煙も少し離れると、空気と混ざるから、すれ違った程度ならそこまで体に悪くないみたいだぞ」

「でも、すこしでも体に悪いんでしょ？」

「まあ、すってる人がいなければ体に取り込むことのなかったものではあるな」

「体に悪いのに何で吸うのかな？」

「俺達だってジャンクフード食べるだろ」

「確かに」

「そういえば、海外だと煙草で投票するみたいなゴミ箱もあるんだよな」

「犬と猫どっち派とか？」

「平和だなぁ……」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい