日々姫さんの、もーにんぐこーる

1月10日 07：00

『おはよ！』

「おはよう」

『今日はねー、JNK教育テレビが始まった日だよ！』

「そうか」

『うん』

「……」

『……』

「え、もしかして、終わりか？」

『だってー、最近JNKの番組あんまり見ないし、よくわかんない』

「まあ……JNKに限らず、小さい時よりテレビは見なくなったなー」

『そうそう、スマホいじってる時間ふえたからねー』

「でも、夕飯の時は相変わらず見てるよな」

『夕飯時に面白い番組やってくれてるのはいいよね！』

「あとは、そのあとのドラマとかな」

『やっぱり夜にかけての方が楽しい気がするよねー。昼頃は見ないからかもだけど』

「午前中から夕方ごろまでは学校に行ってるときがほとんどだからな。休みになったからって普段見てない時間帯見ようとは思わないよな」

『でも、学校でニュースだったり新聞見ろって言うよね』

「それも今はみようと思えばスマホで見れるからな」

『ニュース番組のチャンネルがニュース映像を放送してたりするもんねー』

「天気予報とかもテレビで自分の地域の順番が回ってくるのを待つよりも、スマホで確認した方が速いからなー」

『そういえば、JNKの話だけどさ、スマホを持ってる人からも受信料とるって話し合ったよね」

「あったな」

『あれってどうなったんだろー？』

「テレビを見れる機種限定だからじゃないか？」

『あれって、家のテレビとスマホで2倍払うのかなー？』

「どうだろうな？　家にテレビが2台あるけど、2倍払うって話も聞いたことないし」

『うちは3台あるけど3倍払ってるのかな？』

「家ごととかかもな」

『難しいねー』

「まあ、俺達じゃよくわからないな」

『ね、地震速報とかもスマホの方が速いしー』

「そもそも、学校に行ってる間は近くにテレビなんてないしな」

『……何の話だっけ』

「JNKの教育テレビ」

『あ、そうだった！　えっとね、日本で初めての教育専門のチャンネルになったんだってー』

「それまでなかったのか」

「みたいだねー、ちなみに1959年だから、今から62年前？」

「それで、今日は、どうするんだ？」

「昨日に続いて雪合戦しよ！　結構運動になるし！」

「俺はいいけど、日々姫は陸上に関係ある運動じゃなくていいのか？」

「私は動いていたいだけだから、陸上の練習とは別だよ？」

「まあ、日々姫がいいならいいか」

「よし、いこー！」

「よく考えると、こんな朝から雪合戦してる高校生ってどうなんだろうな」

「いいのいいの、子供は風の子だから！」

「理由になってないぞ」