Aloud the password
SEN
Aloud the password
説明欄や詳細文などに『作品タイトル・台本URL・作者名』の明記をお願い致します。
※各作品の著作権は放棄しておりません。無断転載や自作発言等、著作権を侵害する行為はお止め下さい。もちろん無断での改編や再配布も禁止です。
※あくまで趣味の範囲での活動や放送、金銭の発生しないツイキャスなど、各種配信サイトでの使用は基本的に歓迎しますが、金銭が発生するものはNGです。
※ツイッターのDM等でお知らせ頂けますとツイキャスなら聴きに行ける可能性があるので、よかったら気軽にご連絡下さい!
※アドリブ等はストーリーを捻じ曲げない、雰囲気を壊さない程度であればOKです。
登場人物
M(エム):怪盗Mを名乗る大泥棒。キザで有名。ピンチに合いやすい。運だけで切り抜けてきた怪盗。
S(エス):怪盗Sを名乗る大泥棒。Mの相方で冷静にMの行動を見ているがいつも行動が読めなく尻拭いをする。
本編
M
「よっ…と。おい、エス。今夜はここだ。」
S
「ああ。…にしてもエム…凄い豪邸だな。」
M
「昼間にここの家主を見たことがあるが…かなりの上物マダムだったぜ?裕福に暮らしてんだ、少しくらい拝借してもいいだろ。パンツ」
S
「パンツ!?下着ドロするために結成したんじゃないだろぉ?な?」
M
「おっとそうだった…貧困に苦しむ世の中の為。裕福なところからちょっとばかし拝借しバラ撒く為だったな…すまなかった。」
S
「わかればいいんだ」
M
「ここの使用人からの情報でな。………あった、こいつだ…この巨大金庫にお宝が眠っているそうだ。……あと…」
S
「あと?」
M
「マダムは寝るときは全裸だそうだヒュー♪」
S
「マダムの事は一旦忘れろ!?何だ?今欲求不満なのか?」
M
「6日目…かな♡」
S
「おぉ…それは俺には耐えれない…お前すげぇなじゃなくてだな!!」
M
「ノンノンノンわかってる…みなまで言うな。この金庫の仕組みだろ?」
S
「お、珍しいな…お前にしちゃ段取りが良い」
M
「いつまでも昨日の俺と思うなよ?エム」
S
「さすがだぜ…で、仕組みは?」
M
「あせんなって…初めてのエッチじゃあるまいし」
S
「お前さっきから頭ん中ピンクだよな」
M
「や、ムラムラしてっからさ」
S
「あ、ごめん6日目だったな」
M
「なんでこんな我慢してんだろな俺」
S
「しらねぇよ。ってかこの話いらなくね?…早く仕組みと解除の方法を教えろよ」
M
「よし、いいか?あの豪邸の地下にある金庫は家主の音声認識で開く」
S
「なるほど……詰んでね?」
M
「え?」
S
「無理じゃん。お前中低音だろ?俺重低音。女性の声なんかでるわけがない」
M
「ノンノンノン話は最後まで聞くでありますよ。…これ、なーんだ♪」
S
「ん?お前それ…ボイスレコーダーじゃねぇか…こんな冴えてるエム見たことねぇぜ」
M
「ちったぁ見直したか?」
S
「あぁ、以前のような失敗してるんじゃないかと内心期待していたんだがな」
M
「あれな!トランシーバーと思って持ってきたら昔のショルダーバックみたいな携帯電話でどこにあるんだよそんなもんってお前がツッコんだやつな」
S
「よく覚えてるな…で?ボイスレコーダーに家主の声を録音したんだな?」
M
「いや?俺の声だよ」
S
「ん?」
M
「え?」
S
「いやいや…お前の声なんか録音してどうするんよ」
M
「聞き返してさ…俺ってば今日もイケボって、思えるじゃん?」
S
「ちょっと貸して?」
M
「はいよ」
S
「ふんっ」
M
「ああぁぁぁぁ!俺のボイスレコーダー…なんてことするんだよ!!」
S
「家主の声を録音して音声認識して開けるんじゃないのかよ!」
M
「ぉ…………なるほど!!!」
S
「相変わらずだなぁお前はぁぁ」
M
「そんな俺も、好きなんだろ?」
S
「や…好き…だけどさ…」
M
「でもいいのか?エス…今の俺は…6日目だぞ♡」
S
「や、いいですごめんなさい他当たってください」
M
「やっぱマダムの下着盗むかぁ…」
S
「時間があったらそうしような?な?」
M
「しかし…手詰まりだ…開けれない」
S
「もぅ他に手はないのか?」
M
「うん。ない」
S
「まじかー……あぁーもぉー……仕方ねぇなぁお前はいっつもよぉお」
M
「お!待ってました!エムちゃんの!ちょっといいとっこみってみたいー!」
S
「はいはいはいはい!わかりましたよ!!音域の周波なら変えれる機械ならすぐ取り付けられるよ!あとはパスワード」
M
「パスワードは…ピザ。だぜ」
S
「まじかよ…そんな安直なパスワードある?マダム大丈夫?」
M
「美人だったぜ?」
S
「や、顔の心配はしてない。っと…これを取り付けて……よし。これでパスワード言ってみて」
M
「ぴっっつぁ」
S
「なんでネイティブっぽく言おうとすんのかなぁ腹立つわー」
■SE扉開く
M
「開いたな…しかしでけぇ金庫だな」
S
「おいおい迂闊に入るなよ…罠でもあったらどうするんだ」
M
「おっとそうだったな…見た感じ何もなさそうだ」
S
「罠だけは避けるの上手だもんねエムは」
M
「お、あれだ…名画か」
S
「いくつも飾ってるな…おい、これ有名なやつばっかりじゃないか!超お宝だぜ!」
M
「どれもこれも見たことあるやつだ…トイレに籠って筋トレした女性を描いた一品【サバスツカサ】…あ、こっちは!真っ白な兎をしゃくらせてみた一品【炸裂令和】じゃねぇか…やべぇやべぇ!!テンションあがってきた!」
S
「俺もテンションあがる!あれだよな!何でも鑑定団にも出てたよな…ゴホンっ…改めて依頼品を見てみよう。っつってな!」
M
「お前それやりたかっただけじゃねぇかいいな!」
S
「いいなって言っちゃった。どっちも1枚2千万はくだらないシロモノだ…やったなエム!」
M
「あぁ!さっそくいただいて…よし!とれた!」
■SE扉閉
S
「なっ!!?やられた!閉じ込められたぞ!!!?」
M
「ノンノンノン慌てないぜエスボーイ」
S
「まさか…対策してたってのか!天才かよ!!」
M
「ちゃんとドアが閉まらないようにダンボール隙間に詰めてたんだ」
S
「MUSCLEHEAD!!脳味噌まで筋肉でできてんのかよとはまさにこのことぉぉ」
M
「でも閉まったね。ダメだったのかな?」
S
「ダメだったねぇ!!!」
M
「大丈夫、この手のタイプは中からの音声認識でも開くんだ」
S
「まともに聞こえちゃうんだよなぁ…はい、どうぞ、言ってみて?」
M
「ぴっっつぁ」
S
「何回聞いても腹は立つものは立つ。…………開かねぇな」
M
「あれ…あ、あれかな?中からのパスワードは違うのかな?」
S
「ありえるな…勿論中から開けるパスワードはぁぁ?」
M
「知らない」
S
「ですよねぇぇぇぇぇSTUPID!!!!」
M
「下手な鉄砲数打ちゃ当たるだ…かたっぱしから言っていくか」
S
「もぅ好きになさいな」
M
「ゴホンっ…では。ラーメン」
S
「なんで?なんでラーメン?」
M
「や、食いたかった」
S
「あっそ…はい次々いこ」
M
「パンツ・ケチャップ・バスケットボール・ユニフォーム・軍手・ヘルメット・パンツ」
S
「パンツ2回言うたな。よっぽどやな」
M
「だめか…言葉にしたほうがいいのかな」
S
「どーだろーねー…言ってみたら?」
M
「扉…お前の事が好きだ」
S
「ついに無機質な物に恋をしたね~いいねぇかなりキテルよー」
M
「ヘルシー?米粉パン?」
S
「十八番来ましたよ~皆さんえぇえぇ」
M
「メリークリスマス…え?1日遅いって?君と一緒ならいつでもクリスマスさ」
S
「毎日が日曜日みたいに言うじゃんヒュー」
M
「恥ずかしがり屋の子猫ちゃん?怖がらずにそのままの君を俺に見せて」
S
「いいねいいね~エンジンかかってきたよ?」
M(アドリブ)
「 」
S(アドリブ)
「 」
M
「監禁するほどの愛かな?そんなに俺と一緒に居たいのかい?ありがとう」
S
「ただの鉄の扉に言ってんのがほんと頭悪いやつにしか見えないんだよなー」
M
「諦めるべきか開けるべきか…それが問題だ」
S
「めちゃくちゃ賢そうなこというやん風邪ひくわ」
M(アドリブ)
「 」
S(アドリブ)
「 」
M
「一目見た時からあなたに惹かれてました…あなたは僕の運命の人だ、ほら、僕の手を取って?さぁ、お手をどうぞ、マイスイートハニー」
S
「何回も聞いたことあるんだよなーこの台詞」
M
「頑固な君も可愛いけれど笑った君の方が魅力的だぜ?ほら、俺に最高の笑顔を魅せてくれ」
S
「無機質な物に笑えという…圧倒的狂気」
M(アドリブ)
「 」
S(アドリブ)
「 」
M
「ここは君を笑顔にするには狭すぎる!でも負けない…どんな舞台でも…君を笑顔にしてみせるよ、さぁ、お手をどうぞ?ヘルシー?米粉パン」
S
「もぅ色々混ぜてきてますね~ネタが無いんでしょうねー伝わりますよ!?」
M
「ちっす扉先輩っあのぉ…自分…扉ぁ…開けてほしっす」
S
「おーっと急なキャラ変ですどうしたのでしょうか」
M
「すいません開けてください」
S
「めちゃくちゃストレートだぁぁぁこれは恋心も揺らいじゃうかぁ!?」
M
「なぁ…エスぅ…開かねぇ…どうしよー」
S
「なんだよもぅギブアップかー?仕方ないヒントをやろう」
M
「ヒント!?あざっす!!」
S
「ピカソのフルネーム知ってる?」
M
「あー…なんか長ったらしいやつなー…まさか…」
S
「噛まずに言えたら出れるんじゃないかなー…」
M
「まじか…よし、仮にも声劇やら台詞やら色々やってきた身だ…やってやろうじゃぁねぇか!!」
S
「よし…ちょっと待ってろ…今台本書いてるからなー……」
M
「なんかさー…ちょ、ちょっといいSEN兄」
S
「ん?ん?どした?役は?」
M
「俺だけめっちゃ喋ってるよねこれ…いいんだけどさーいいんだよ?いいんだけどさー」
S
「もーまんたい。よし行くぞ!そこそこの速さで噛まずに読み切れたらこの台本終わりね?いくぞ?」
M
「おし!!!こい!!!!
パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ!」
S
「えー…判定をツイキャスアンケートで取りたいと思います…言えてると思った方!はい、を…言えてなかったんじゃないかなーと思う方!いいえ、を押してください。7割、70%を越えてたら成功にしましょう…では、みなさん!どうぞ!」
※言えてない限り続けて下さい。
(飽きるまでやっていただいて構いません)
■SE扉開
S
「おお!!?やったなエム!!」
M
「おれ…やったよ…ついに開けたよぉぉ」
S
「うんうん、よかったよかった」
M
「ん?何で手錠なんか俺にかけてんの?…え…警察に囲まれてんだけど…」
S
「逮捕♡」
M
「そんなぁぁぁ」
■SEチャンチャン
完
Aloud the password SEN @sensensenkou
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。Aloud the passwordの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます