第33話 幸運の兆し
おはようございます。久しぶりのエッセイになります。
少し不思議な話をしたいと思います。霊に関係するものではないので苦手な方でも安心して読んでいただけます。
今のところ、四日連続になりました。今日を含めますと五日連続で記録更新です。前振りが長いですか? 失礼しました。
それは午後七時前後に起こります。始まりの短い鳴き声が聞こえると私はそっと窓に近づき、閉めたカーテンを少し開けて庭を見ます。厳密に言いますとシャラノキの先端部分に注目します。
やはり、いました。先端の枝に一羽のツバメが止まっていました。羽休めにしては時間が長く、三十分以上はじっとしています。八時近くになりますと辺りは真っ暗になり、ツバメの姿は見えません。思い切って懐中電灯を点けると、ツバメの姿はどこにもありませんでした。
そのような状態が四日間、続いています。近所の人の話によりますと、巣を作る場所を探しているのでは、と言われました。
なるほど、と納得しました。巣を作るには色々と条件があるのでしょう。雨風を受けなくて、
ドキドキします。ツバメに我が家が審査されています。巣を作る条件を満たしているのか、毎夜、厳しい目で見られています。合格認定されるのでしょうか。
ツバメの巣は幸運の象徴と言われています。鬼門に巣を作らないので、今でも信じられています。作る場所によっては落とされる糞が目立つので、受け皿のような物を人間側で用意しなければいけませんが。
我が家に幸運は舞い込むのでしょうか。
それよりも巣の中ですくすくと育つツバメの赤ちゃんを間近に見られると思うと、
それだけで幸せな気分になれます。小さな
どうなるでしょうか。これからもツバメの動向を見守っていきたいと思います。
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