ゲームから学ぶキャッチコピー

第３回 君はもうクラウドになったかい？

　FAINAL FANTASY VII（ＰＳ）1997年発売。

　世界中で1000万本も売れたバケモノタイトルですね。ゲームとして面白いし、少しビターなストーリーも良かったです。

　ちなみに今年発売されたFF7REMAKEのキャッチコピーは『生まれる前から伝説』。

　バケモノのリメイクで期待が大きいのに、更にキャッチコピーでハードルを上げてきたのは驚きでした。仮に私の小説が爆発的ヒットしても、続編にこんな大それたキャッチコピーをつける勇気はないです。いや、ホント無理。

　既に前振りで楽しくなってますが本題いきますか。

　このキャッチコピーの何が凄いのかって言う話ですが、ネタバレを含んでいるんですよ。

　ストーリーの根幹に絡む大どんでん返しを匂わせています。一番大きな仕掛けはバレないように隠しておきたいですよね？　ね？　より強い驚きにしたいですから。

　それなのに逆に見せびらかしてます。思い切りが凄い。痺れる。憧れる。

　実際のところ真似するには土台が違い過ぎで難しいですが。

　恐らくFF初の3D作品でシステム面に注目が集まっている状態から、ストーリー面でも注目させる役割があったと思います。たぶん。

　注目なしからやっても……ねえ？

　うーん、策士！