第2回 エンディングまで、泣くんじゃない。
今回はMOTHER(FC)です。
コピーライターの糸井重里が考案した有名作ですね。少年少女が成長と挫折を経験しながら宇宙人と戦うストーリーのRPGです。
弱虫の仲間が挫折から離脱し、ピンチの時に勇気を振り絞って助けにきてくれるシーンは胸熱!
困った事に現行ハードで遊べません。やってみたいと思った人、残念だったな!
さて、このキャッチコピーからわかるのは、感動を売りにしているんだな、って所です。
今ならそれだけなんですが、これが発売された1989年で考えるとどうでしょう?
当時はFCブームでした。でも感動を売りにするゲームは皆無。ストーリー性でピックアップすると、前年に発売されたドラクエ3、FF2が比較的強い方ですね。
そもそもストーリー自体がアクセント程度の物が多かった時代に感動を全面に押しだしてくるキャッチコピーは斬新だったと思います。
爽快感を売りしていたゲーム業界に感動というインパクトを叩き込むキャッチコピー。新ジャンル爆誕に相応しい!
そう考えるとキャッチコピーには時代、購買層を考慮する必要があるのかもしれません。うーん、ムズカシィ!
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