戦時という殺伐とした中においても 人々の持つ人としてのあたたかさを魅力的に描いています素敵な登場人物がたくさん出てきます少女が軍師として成長していく姿も面白い戦争の描写もくどくないので読みやすいとても面白いです続きを楽しみにしています
重厚なヒューマンドラマ。主人公・宵と、それに関わる人々の変容が精緻に描かれ、悩みも立場も変わっていく。登場人物は多いがキャラのメリハリが良く、特に重要な人物は自然と覚えられる。あくまで「常に足りない」宵だが、緣に恵まれたのか、良い大人とも悪い大人とも出会い、軍師として接しながら強くなっていく様はまさしく主人公だ。そして彼女が唯一他を圧倒するのが策であり、策を知らぬ将にも読者にもわかりやすく教えてくれる。歴史戦記好きには是非読んでほしい。少なくとも私には、寝食を忘れ没頭する面白さだった。
単なる戦闘ものではなく、いかなる場面も駆け引きが繰り広げられます。もちろん、兵法を使っての駆け引きがメイン。その点が実に面白いですが、普段の会話や他者との関わり一つに関しても駆け引きが繰り広げられ、うならされる構成です。そこには、心理描写や情景描写、背景描写が物語に奥行きを与えています。主人公、宵の成長物語。ほぼ、一気に読ませていただきましたが、今後の更新が楽しみです。
お初になります(´ω`)読みだして間がないですが、自分は三国志や孫氏の兵法などの歴史は全員共通の知識レベル程度の自分でも読みやすい文面の流れ。本来なら注釈がいるであろう専門用語も、文の流れで自然と入りやすい構成で、同時に中国史の勉強になりやすいかも。現代視点から始まる、というところも好感点。ワタスの足りない要素でもあるので、良い刺激になりました(´ω`)まだまだ先があるからまだまだ熟読しやす( ..)φヨミヨミ
魔法や特別な力があって無双する訳ではなく、培った知識で困難に挑む主人公や周辺の主要人物達の熱い人生を描いた素晴らしいヒューマンドラマの作品です。難しい表現や言葉が多いですが、主要人物の仕草一つ一つが繊細に表現されているので、ドラマを見ているかのような感覚で読めました。勿体ないのは更新頻度が少し遅いかくらいですので、これからに期待な一作です。
軍師ものは奇策なり兵法なりが上手く表現できないものがあり、玉石混交だが、この小説では兵法以外は良くできた将軍達が登場人物なので、幼稚にならず、上手くまとめています。また、「孫子」を使うことでこの先も期待できる作品だと思います。