第2話 とある店のトイレの換気扇
僕は、とある店のトイレの換気扇。もう誰か助けてくれ! 埃が詰まって空気が吸えないんだよ! 苦しい……。これじゃートイレの換気が出来なくて、臭いが籠ってしまう……。
誰か僕を掃除してくれないかな。天井に付いているから、掃除のおばちゃんにも気づかれにくい。これだけ臭いが籠ってきたら、そろそろ誰かが気づいてくれるかな?
その時、一人の男の子が入ってきた。男子トイレだから、女の人が入って来ることは掃除のおばちゃん以外ないけど。
男の子が天井を見上げた。そうそうこっちを見ろ!
「うわー。臭いと思ったら埃がびっしり詰まっている。気持ち悪い。掃除しよう」
ナイス男の子! その前に用を足すのか。
男の子が用を足した後、洋式便器の上に足を置いて僕の埃を掃除し始めた。落ちないでね……。僕は心配だった。でも埃がだんだんのいて空気が吸え始めた。あー楽になってきた! ありがとう男の子!!
男の子は掃除をしてくれた後、手を洗ってトイレを出ていった。それから僕は、無事トイレの臭いにおいを換気でき、再び換気扇としての役割を果たすことができだした。
◎危険だから絶対に真似しないでね!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます