姚詳 哀れな宗族
つまり状況が状況なら姚氏を率いる立場に
あったかもしれない人物で在る。
姚萇時代には
姚詳、
苻登は、強敵である。
なので姚興はすぐに副官の
姚詳のサポートにつけた。
姚詳は尹緯の計略を採用、
苻登を廢橋で大破すると、その勢いで
しかし間もなく
金城を攻撃、包囲してきた。
そのため姚詳は
とは言え、すぐ新たな任地に飛ばされる。
今度の任地は
当たり前のように赫連勃勃よりの
襲撃を受けてしまう。
姚興は救援として
到着前に姚詳軍は敗北。
赫連勃勃や
まもなく殺された。
姚詳,萇兄襄之孫也。仕萇為安遠將軍、始平太守,屯兵隴城。興既嗣立,秦苻登自六陌趨廢橋,詳據馬嵬堡拒之。興慮登眾之盛,遣長史尹緯率步卒赴詳。詳用緯計,大破登於廢橋,進屯金城。會鮮卑薛勃叛於嶺北,與雜胡共攻圍,詳遂奔長安。未幾,徙鎮杏城,復為赫連勃勃所逼,糧盡南奔。興遣衛大將軍姚顯救之,軍敗。詳為勃勃、東平將軍鹿奕干所執,因而遇害。
姚詳,萇が兄の襄の孫なり。萇に仕え安遠將軍、始平太守と為り、兵を隴城に屯ず。興の既に嗣ぎて立つるに、秦の苻登は六陌より廢橋に趨らば、詳は馬嵬堡に據し之を拒む。興は登が眾の盛んなるを慮れ、長史の尹緯を遣りて步卒を率いて詳に赴かしむ。詳は緯が計を用い、登を廢橋にて大破し、進みて金城に屯ず。鮮卑の薛勃の嶺北にて叛ぜるに會し、雜胡と共に攻め圍まらば、詳は遂に長安に奔ず。未だ幾ばくもなく、徙りて杏城に鎮じ、復た赫連勃勃に逼らる所と為り、糧盡きて南奔す。興は衛大將軍の姚顯を遣りて之を救わしめんとせど、軍は敗らる。詳は勃勃、東平將軍鹿奕干に執わる所と為り、因りて害さるに遇う。
(十六国60-7_衰亡)
任官履歴からすると、割と冷遇は食らってるくさいですね。まぁ金城からの遁走のあと別の城任されてるのは、それなりの手腕だったとしてもよいのかしら。
しかし、突然出てくる鹿奕干が謎すぎて。赫連勃勃とつながりが深い人物といえば没奕于で、割と字面も似てる感じもしますが、このタイミングではとっくに殺されてるはずなんですよね。
うーん、よくからんとです。
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