姚泓26 劉裕侵攻18
また
劉裕は
姚難軍に向かい、進軍する。
晋軍を攻撃、
そのため
姚讚、
劉裕の後方にいる
劉裕の後背をつかせようとした。
一方の、姚難。
王鎮惡らを防ぎきれず、じわじわと後退。
折悪しく大雨が降り、
渭水が氾濫寸前にまでなっていた。
この状態では渡河もままならず、
姚賛も援軍を送ることができない。
王鎮惡は水軍陸軍、どちらも用いて、
姚難を追撃する。晋軍の水軍力ヤベえ。
これを聞いた
姚難とともに
なんとしてでも王鎮悪を防ぐ、
そう言わんばかりの布陣である。
だが王鎮惡、
姚彊は戦死、姚難は
この頃、姚讚は潼関から後退。
後秦の守りの要、潼関が、
ついに、陥落してしまったのだ。
姚讚距裕于關西,姚難屯于香城。裕遣王鎮惡、王敬自秋社西渡渭,以逼難軍。鎮東姚璞及姚和都擊敗猗之等於蒲坂,猗之遇害,超石棄其眾奔于潼關。姚讚遣司馬休之及司馬國璠自軹關向河內,引魏軍以躡裕後。姚難既為鎮惡所逼,引師而西。時大霖雨,渭水泛溢,讚等不得北渡。鎮惡水陸兼進,追及姚難。泓自灞上還軍,次于石橋以援之。讚退屯鄭城。鎮北姚彊率郡人數千,與姚難陣于涇上,以距鎮惡。鎮惡遣毛德祖擊彊,大敗,彊戰死,難遁還長安。
姚讚は裕を關西に距み、姚難は香城に屯ず。裕は王鎮惡を遣り、王敬は秋社より西に渭を渡り、以て難軍に逼る。鎮東の姚璞及び姚和都は猗之らを蒲坂にて擊ち敗り、猗之の害さるに遇わば、超石は其の眾を棄て潼關に奔ず。姚讚は司馬休之及び司馬國璠を遣りて軹關より河內に向かい、魏軍を引くを以て裕が後を躡ぜしむ。姚難の既に鎮惡に逼らる所為れば、師を西に引く。時に霖雨大にして、渭水は泛溢せば、讚らは北渡せるを得ず。鎮惡は水陸兼進し、姚難を追及す。泓は灞上より軍を還じ、石橋に次せるを以て之を援く。讚は退りて鄭城に屯ず。鎮北の姚彊は郡人數千を率い、姚難と與に涇上に陣し、以て鎮惡を距む。鎮惡は毛德祖を遣りて彊を擊ち、大いに敗り、彊は戰に死さば、難は長安に遁還す。
(晋書119-26_衰亡)
後秦軍にとって河は渡るものでしかなかったのかもしれないですね。そこに船をぷかぷか浮かべて移動するとか、わりと異次元の発想だったのかも。暴れる渭水に対して姚賛が手出しできずにいたところ、王鎮悪がお船を浮かべて進軍とか、悪夢以外の何物でもなかったことでしょう。
しかし、守り手側の描写はやはり解像度が高い。宋書の後秦討伐、マジで雑だったからなあ。一通り終えたら、姚萇と苻登で対比したみたいに、宋書晋書の記述を並べて対比できるといいのかもです。
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