姚泓6 地震、それは凶兆
そこを守っていた
さらに
楊盛は一時撤退。
なので姚平、追撃にかかる。
その援護として、
が、姚贊が
姚嵩が楊盛に敗北。
姚嵩、姚秦都、王煥が戦死した。
えっ? 吊り野伏?
副将+援軍将が死亡って、
なにが起こってるの?
ともあれ、この敗戦を受け、
姚贊は慌てて秦州に撤退する。
すると楊盛もまた仇池に兵を引いた。
この兵役が起こる前、
太鼓を鳴らすかのような音を上げた。
その音は数キロ先にまで届き、
野鳥たちはみな飛んで逃げだした。
そこから秦州では、地震が 32 回発生。
大きな地鳴りも8回あった。
これは何か不吉なことが起こるのでは、
と皆が語り合う。
姚嵩の出征は、そんなタイミングだ。
配下たちはみな姚嵩を止めようとする。
が、姚嵩は言う。
「もし不吉なことがあれば、
それも天命なのだろう。
どうして逃れられよう!」
そして、殺されたわけである。
識者のうちには、
秦州が姚泓の故郷であるため、
つまり
というものもいた。
仇池公楊盛攻陷祁山,執建節王總,遂逼秦州。泓遣後將軍姚平救之,盛引退。姚嵩與平追盛及於竹嶺,姚贊率隴西太守姚秦都、略陽太守王煥以禁兵赴之。贊至清水,嵩為盛所敗,嵩及秦都、王煥皆戰死。贊至秦州,退還仇池。先是,天水冀縣石鼓鳴,聲聞數百里,野雉皆雊。秦州地震者三十二,殷殷有聲者八,山崩舍壞,咸以為不祥。及嵩將出,群僚固諫止之。嵩曰:「若有不祥,此乃命也,安所逃乎!」遂及於難。識者以為秦州泓之故鄉,將滅之征也。
仇池公の楊盛は祁山を攻め陷し、建節の王總を執え、遂に秦州に逼る。泓は後將軍の姚平を遣りて之を救わば、盛は引き退る。姚嵩と平は盛を追いて竹嶺に及び、姚贊は隴西太守の姚秦都、略陽太守の王煥を率い禁兵を以て之に赴く。贊の清水に至れるに、嵩は盛に敗るる所と為り、嵩及び秦都、王煥は皆な戰にて死す。贊の秦州に至れるに、退きて仇池に還ず。是の先、天水の冀縣の石が鼓鳴し、聲は數百里に聞こえ、野雉は皆な雊ず。秦州の地震は三十二にして、殷殷たる聲有りたるは八、山は崩れ舍は壞れ、咸な不祥と以為ゆ。及ち嵩の將に出でなんとせるに、群僚は固く諫め之を止む。嵩は曰く:「若し不祥有らば、此れ乃ち命なり。安んぞ逃ぐる所たらんか!」と。遂に難に及ぶ。識者は秦州の泓の故鄉なれば、將に之の滅ばんとせるの征なりと以為いたるなり。
(晋書119-6_衰亡)
楊盛の戦い方が、ぱっと見でもやばいのがわかる。なんすか副将+援軍将戦死って……これ地形利用して、相当後秦軍ずたずたにしたでしょ……怖いなぁ、後秦の脅威を取り除くためにちょっかい出しておびき寄せてぶん殴ったようにしか見えないですよ楊盛さん。
それにしても、晋書さんが「滅ぶぞ、後秦滅ぶぞ」って頑張ってウォームアップされてんのには正直笑うしかない。
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