応援コメント

読まれる小説18 王道なのか、ベタなのか」への応援コメント

  • テンプレ系のラノベもけっこう好きで読みますが、あの系統のキモは「既存の設定/ストーリーを借りることでよぶんな描写をとばし、すばやい展開で読者をひきつける」のがひとつ。もうひとつは、「なにかしらテンプレをはずす、裏切ることで読者に読む快感を与える」ことなのかなあと推測しています。カクヨムだと慎重すぎる勇者のやつがそうでした。あの分野が好きで研究してる人じゃないと書けないよなーと思います。

    王道も似た要素はあって、下手な人はやっぱり展開が遅いか、予想どおりすぎるか、予想を裏切りすぎるかのどれかに分類される気がしますね。あとは、王道こそキャラの魅力がないと読めないところがありますね。このへんがしっかりしてないと、読んでてつらいです。

    作者からの返信

    けっきょく、どの分野でもしっかり研究してる人ほど、いい作品が書けるんでしょうねぇ。

    王道で誰かが一発当てると、それのマネしてあとに続く人がたくさん現れることによって、それが一つのジャンルになり、テンプレになっていくんだと思います。デスゲームとか、オメガバースとかもそうですし。ゾンビ物も、もとはバイオハザードからですし。今のなろう系テンプレは、ソードアートオンラインあたりですかねぇ?

    ただ、マネしようにもうまくマネられない作品ってありますよね。面白い部分を抽出しようとしても、その部分が個性的すぎるやつ。ワンピースとか、似た話を作ろうとしたら、まんまパクリにしかならないだろうし。
    鬼滅はカクヨムでも鬼退治の話をたまに見かけますが、残念ながら鬼退治じたいは大昔からあるので、ジャンルにまではならないだろうなと。鬼滅って人間によるドラマの巧みさが、ストーリーのかなりのところを占めてるので。

    なろう系テンプレは要素として抽出しやすかったから、今みたいに後続がどんどん出てきたんでしょうね。そして、テンプレを外す部分(10%のオリジナリティ)を、また後続の人が次々マネしていくので、それもまたジャンルのなかの一要素になって埋没していきますよね。最初は俺つえーしか見なかったのに、ハーレムが付属になって、最近はたいてい、ざまぁのタグがついてますよね。テンプレから外したはずの要素がどんどん、とりこまれていく。もともとテンプレっていう共通意識で書かれてるので、どこからがその人のオリジナルだからマネしちゃダメっていう境界がわかりにくいんですかねぇ?